電気のDIYするなら 第二種電気工事士になろう③【試験の日】

電気工事士になろう
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筆記試験の本番の様子は?

私が受験した頃はCBT方式の学科試験はなく、全国の会場で一斉に行われた筆記試験の様子です。

筆記試験当日(6月3日 日曜日)

試験会場

試験会場は、家から50㎞ほど離れたところにある私立大学。
受験案内では、大学駐車場の使用は禁止で、公共交通機関の利用が薦められています。
前日、ドライブがてら下見に行ったのですが、近くには適当な駐車場がないことがわかって、当日は奥さんに送迎してもらうことにしました。
試験前に焦らないためには、やはり、下見なり駐車場のチェックなりの事前準備は大切ですね。

当日、会場近くでは、高校生くらいの若者が、ぞろぞろと同じ方向に歩いていました。第二種電気工事士の試験は、工業系の高校生が大勢受験するようですね。

筆記試験の場合、受験者が多いので会場は部屋数も多く、案内のスタッフが要所に配置されています。
受験する部屋は100人以上入る広い講義室でした。
私の席は中央の後方で、周りを見ると、大勢の若者の中に、30~40代の職人風と中高年がチラほら混じっています。

前日に試験会場を下見をしたので、どこにどう行けばいいのか見当もついて余裕は十分。
当日、余計なことに気を取られなくて済むので、下見はなるべくしておいた方がいいでしょう。

試験開始前
問題と解答用紙が配られ、注意事項の説明があります。早く解答できれば試験途中で退室できるとのことです。
受験票や筆記用具を机上に並べ、開始を待ちます。

試験開始
開始の合図で、皆一斉に問題の表紙を開きます。
一般問題が30問、配線図問題が20問出題されます。
試験時間は2時間あって十分なんですが、計算が必要な抵抗や熱量の問題が最初の方にあって、開始早々時間を取られたので、少し焦りを感じました。

50問のうち、暗記で対応できる問題が多くあります。
出題順に解答していく必要もないので、気を取り直して、まずは器具の名称など簡単に解答できる問題からやっていくことにします。
2Bのシャープペンでマークシートを黒々と気持ちよく塗りつぶしていくうちに余裕も生まれ、そこからは、たっぷり残った時間で計算問題もゆっくり解いていくことができました。
簡単な問題からすいすい得点を稼いでいくのが、余裕を生むコツですね。

開始から1時間程経過した頃から、ちらほらと退室する人が出てきました。全部解いたのか、早々と諦めたのかよくわかりませんが…
私の場合は奥さんの迎えの時間があるので、試験終了まで解答の見直しをしていたのですが、終了する頃に顔を上げて周りを見渡すと、いつの間にか7割くらいは空席になっていました。

試験終了
試験終了後、スカスカになった教室から退室しました。
思えば試験時間は十分すぎるほどでしたが、何度も受験するわけではないし、時間を最後まで使って、完璧をめざしたほうがいいと思います。

帰り道、送迎してくれた奥さんには「感謝のスイーツ」でした。

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技能試験本番の様子は?

技能試験当日(7月21日 土曜日)

試験会場
技能試験の会場は市内の公共機関の建物で、様子がわかっているので下見は不要でした。
筆記試験のときと比べると受験者も少なく、こぢんまりした雰囲気で、部屋もすぐにわかりました。

技能試験の机の配置は、筆記試験と同様、講義形式でした。
会場によって違うかも知れませんが、3人用の長机の両側に2人が着席する形です。
私の席は、部屋のほぼ中央あたりの机の左側でした。
机の広さは、作業するには前後の奥行きが少しもの足りない感じ。
机上には、キズをつけないようA3より少し大きいくらいの厚紙が敷いてあります。

前方と左右の受験者の様子はよく見えます。
周りの受験者は、筆記試験と比べると高校生くらいの若者が減って、少し平均年齢が上がった感じ。
通路をはさんだ左隣の席は若いお姉さん‥‥長いストレートヘアがかっこいい。
電気工事士さんの世界でも、活躍する女性が増えていくのでしょうね。

試験開始前
受験票を机の通路側の端に置き、工具も右手側の取りやすい位置に置いて注意事項の説明を聞きます。
問題用紙と材料の入った小さな段ボール箱が配られると、試験の監督者から、材料に不足がないか確認するよう促されます。
材料の一覧表と箱の中の器具や電線を見比べて確認し、試験開始を待ちます。

試験開始
しーんとした空気が、「試験開始」の合図で一転し、みんな一斉に問題用紙を開きます。すぐにカサカサと複線図を描く音や工具を使う音が聞こえてきます。
候補問題の13問中、難度があまり高くない問題が出題されたのはラッキー♪。
練習で慣れた問題なので、焦りを感じることはありませんでした。

技能試験当日の試験問題

技能試験の本番では、私は複線図を描きませんでした。これは後で説明します。
問題を確認したらすぐにケーブルを指示された長さにカットして回路の各パートを組み立て、配線図どおりの位置に置いていきます。

ケーブルを結線する際には、芯線を束ねるのに10センチくらいの長さの結束バンドを使いました。
芯線を4、5本束ねるときは、ある程度強く締める必要があるので、重宝します。
100均で買えば一袋に山ほど入っているので、気楽に使えるのもいいですね。

順調に組み立てていき、一応完成したのは開始から30分を少し回った頃でした。
周りをみると、まだ作業をしている人がたくさんいます。左隣の若いお姉さんは既に作業を終えたみたいで、余裕で点検をしている風でした。ちょっと負けた気がする…
「彼女はきっと仕事に必要なんだろう、生活かかってんだからね。こっちは趣味のDIYだし…。」
なんて負け惜しみな考えが浮かんだのも…私にも余裕があったからでしょう。

一応完成したところで、接続の間違いやリングスリーブの刻印に間違いがないかなどの点検をし、見栄えが良くなるよう形を整えました。
技能試験は欠陥があると一発アウトなので、念には念を入れる必要がありますが、念を入れるのは点検よりも、完成させるまでの作業の方です。
完成してから欠陥を見つけたら、時間も迫っているので焦りまくってしまうでしょう。
やり直し中にタイムオーバーなんて目も当てられませんよね。
ミスをしないよう作業を一つひとつ丁寧かつ慎重に進めることが大事です。

※複線図を描かなかったのは‥‥
技能試験は、予め13問の候補問題が公表されているのですから、何度か複線図を描いて実技練習をするうちに覚えてしまい、頭の中に複線図を描いて実際の接続ができるようになります。
複線図を描くのが王道ですが、当日出題されたのが比較的易しい問題で、複線図を見なくても十分自信があったので省略することにしました。
実際、私の周りでは、複線図を描かずに作業に取り掛かる人が多いようでした。

試験終了
試験終了になると、手を止めるよう促されます。
私は完成後の点検もできており、あっさりやめることができましたが、会場ではほっとした空気の一方、完成間際だった人の無念な様子も伝わってきました。

試験終了後は、受験番号の札を作品にくくり付けて退場の指示を待ちます。
筆記試験の場合と違い、技能試験の方は時間に余裕が少ないので、ほぼ全員が残っていました。
机の列ごとの順に指示を受けてから退室という運びでした。

合格発表は、約1か月先です。

あとがき
思い立ってから半年間、実質の勉強時間は3か月半くらいですが、第二種電気工事士の免状をいただきました。
久々の受験勉強でしたが、好きなことをやりたくてする勉強は、あまり苦になりませんよね。
これから、楽しい電気のDIYにチャレンジです。