クルマの走行中でもナビの操作やテレビの視聴ができる、「TVキャンセラー(ナビキャンセラー)」という後付け部品があります。
今回、DIYでN-VANに取り付けたので、その手順を詳しく紹介します。
ナビは、ホンダ純正、HONDA Gathers(ギャザズ)スタンダードインターナビです。
カーナビの TV視聴制限を解除したい
クルマで遠出をするとき、いつも頼りにするのはカーナビ。
時々、奥さんに運転を任せて助手席でテレビを見たり、案内ルートを途中で変えたりしたいときがあります。
でも、走行中のナビは、画面を注視する操作には制限が掛かり、当然、テレビも見られません。
ながら運転防止のためだと思いますが、助手席に座る場合はストレスが溜まりますね。
カー用品店やネットでは、制限を解除する「テレビキット」とか「テレビキャンセラー」という商品が販売されています。
購入したばかりのN-VANのホンダ純正ナビに、早速、取り付けました。
キャンセラーの取付作業
ディーラーオプションのナビは、HONDA Gathers(ギャザズ)スタンダードインターナビ。
型番は、VXM-224VFiです 。
アマゾンで適合品を探して、700円ほどで購入しました。
購入したテレビキャンセラーは、ナビ本体の裏側のカプラーを外し、元のカプラーとナビ本体の間を中継する形で接続します。
内装パネルの取り外し
ナビ本体を引き出すには、オーディオパネルと助手席エアコンパネルを取り外す必要があります。
作業の前に、キズ防止の養生。
外すとき擦れそうなところをテープで保護します。
まずはオーディオパネルから。
3М製の手袋は吸い付くように掴めるので、こんな作業のときは重宝します。
グイッとパネルを引っ張ると外れる場合もありますが、外れなくても、できたわずかな隙間にパネルはがしを突っ込んで剥がします。
オーディオパネルを外したところ。
オーディオパネルは5カ所のクリップで留まっています。
助手席エアコンパネルは、左端の方から、オーディオパネルの要領で取っ掛かりをつくり、力を入れて引っ張ればパカッと外れます。
パネル中央部分がハザードスイッチのカプラーで繋がっているので、外します。
カプラーは、中央のロック部分をマイナスドライバーの先で押せば抜けます。
助手席エアコンパネルの裏側。
クリップは14個あります。
テレビキャンセラーの取り付け
ナビ本体は、5本のネジで固定されています。
5本とも抜いて‥
キャンセラーの取説の裏ページにナビの背面図が3例載っていますが、どれがVXM-224VFiに該当するのかわかりません。
現物を見て、合いそうなカプラーを探すことにします。
ナビ本体を引き出して、裏側の配線を確認。
キャンセラーのカプラーと合うのは矢印のカプラーみたいです。
本体から抜いたカプラーにキャンセラーを繋ぎ、元のコネクターに挿します。
キャンセラーから出ている黒いアース線は、ボディにアースするのですが‥
テスターで調べてみると、ナビの固定金具はボディと電気的に繋がるようなので、アース線を本体横のボルトに繋ぎます。
とりあえずナビ本体を元の位置に戻し、N-VANを走らせて結果を確認しました。
おぉー‥
ナビもテレビも走行中の制限がなくなり、モヤモヤがスッキリ。
これで遠出がもっと楽しくなりますね♪