DIYでバッテリー交換【自作ジャンパーで簡単バックアップ】

クルマのメンテはDIYで

そろそろ愛車レヴォーグくんのバッテリーが替え時かな‥

気持ちを焦らせたのは、もう1台のクルマ、ワゴンRくんがはまった落とし穴。

先日、ガソリンスタンドで洗車を終え、洗車機から出ようとしてキーを回したら、ジジジ‥と音はするけどセルが回りません。 
洗車機の中で立ち往生、という恥ずかしい体験をしました。
GSだけに、すぐにジャンプスタートしてもらえたのが不幸中の幸いでしたけど。

直前まで何の違和感もなくエンジンがかかっていたのに‥これが、うわさに聞く”バッテリーの突然死”なんですね。

アイドリングストップ用のバッテリーは高性能。ぎりぎりまでパワーを維持してくれますが、突然、力尽きるという性質らしいです。

思い起こせば、2,3か月前からアイドリングストップの警告灯が点いて、機能が止まっていました。
バッテリーが弱ってきたら機能を止めるようになっているのでしょう。
右折の信号待ちでアイドリングストップ、直後に立ち往生、なんて恐怖ですからね。

前置きがながくなりましたが、こんなわけで、レヴォーグくんのバッテリーは早めに換えてしまおうと思ったのです。

DIYで交換するときに押さえておくべきことは‥
・バッテリーの種類
・バッテリーを外すときの注意点
・必要な工具類
・交換作業の方法

などなど。

そんなバッテリー交換のプロセスをまとめてみました。

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今が替え時?バッテリー

新車から5年半、レヴォーグくんが6か月点検を受けました。

気になっていたバッテリーの状態は、「12.68V 50%」で「注意」ゾーンに入るところ。

まだアイドリングストップの機能は働いているので、急いで交換する必要はないにしても、街乗りばかりでは冬場の充電不足が心配です。
まだ乗り続けたいし、いま交換すればあと5年は安心

というわけで、早めの交換をしました。
DIYなら安あがりですしね。

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交換用バッテリーを選ぶ

今どきのバッテリーの規格がややこしい

バッテリーの規格は、ハイブリッド車やアイドリングストップ車の普及で複雑になりました。

昔から馴染みがあるのは、JIS規格で表示された「55 B 24 R」などの標準バッテリー。
その表記からは、次のことがわかります。

  • 55‥性能ランク
  • B‥短辺と高さのサイズ
  • 24‥長辺のサイズ
  • R‥+端子が右側

あと、これに「S」が付いた「S 55 B 24 R」というのもあります。
制御弁式」という生成ガスを漏らさないタイプで、補器バッテリーをエンジンルームでなくトランク内に置くトヨタ系ハイブリッド車に使われています。
因みに「S」はシールドの意味だそう。

さて、レヴォーグくんのバッテリーを取説で確認してみると‥

1600cc車に搭載されているのは「Q85」という型式。

JIS規格の標準バッテリーの表記とは全く違いますね。
Q85は、電池工業会規格(SBA)のアイドリングストップ(IS)車用の型式です。
でも、示している内容はJIS規格と変わりません。

  • 「Q」‥IS用バッテリーの外形サイズ
    標準バッテリーの「D23」と同じサイズです。
  • 「85」‥性能ランク
  • 「 」‥+端子は左側。右側の場合のみ「Q85R」と「R」の表示が付きます。

互換バッテリーとしては、「Q」という外形サイズで、性能ランクが同じかより高いものを選ぶ必要があります。

性能ランクとは?

ところで「性能ランク」というもの、何をもって良い性能というのかピンときませんね‥

性能=容量かな、と思ってしまいますが、実はバッテリーの容量(5時間率容量)と低温始動性能を総合した性能を表すもので、単位がありません。
クルマに使用するのだから、容量だけでなく酷寒でも十分始動できるパワーを供給できることが大事だよと言われれば、なるほど‥ですね。

「5時間率容量」というのは容量の基準で、バッテリーに「50Ah(アンペア・アワー)」などと表示されています。
25℃の温度のとき、その数字の1/5の電流を5時間流すことができる容量があるという意味です。

50Ahのバッテリーだったら、10Aの電流を5h(時間)流せる容量になります。

「低温始動性能」の方は、-18度の低温下で30秒間放電して7.2V以上を保てる限界の電流値(CCA=コールドクランキングアンペア)で表されます。

CCAは数百アンペアというレベルで、バッテリーの性能劣化とともに実測値は低下するので、バッテリーのCCA値を測定すれば、何%くらい劣化しているのかがわかるようです。

でも、CCAの測定器なんか持ってないし‥モヤモヤしますね。

ただ、自動車メーカーは車種ごとに必要な性能のバッテリーを指定しています。
交換用のバッテリー選びに迷ったとき、この性能ランクの意味を知っていれば、
クルマに指定された性能ランクのものか、より数字の大きい(=高性能)バッテリーにすればいい、というワケが、理屈として理解できますよね。

参考)パナソニックHP「カーバッテリーの形式の見方」

Panasonic カオス(caos)Q100

バッテリーの知識の引き出しがひとつ増えたところで、Q85の代わりに、より性能ランクの高いPanasonic カオスQ100を購入しました。

性能ランクは100
5時間率容量は56AHと表示されています。
56AHだと11Aの電流を5時間ほど流せる容量ということになりますね。
12Vの電圧で11Aの電流‥つまり130Wの照明を5時間ほど点灯できるイメージでしょうか。

カオスのCCAは‥ 調べましたが、公表されていないようですね。

バッテリー交換費用

「DIYで安上がりに」を目指しているので、カオスQ100の最安値を探しました。
通販で15,000円ちょっと。
昔のIS無しのクルマだったら、数千円の安価なバッテリーでも十分なんですけどね。

バッテリーの性能を上げれば、価格が高くなるのは仕方ないです。
アイドリングを止めて節約した燃費が、バッテリーのコスト高に見合うものかどうかは微妙なところですけど‥

まあ、バッテリーの購入代だけで済むなら安いもの‥ディーラーで交換すれば4万円程度かかるようですから。
DIYだと半分以下ですね。

加えて良かったのは、廃バッテリー回収サービス込みの通販だったこと。

廃バッテリーを新品バッテリーが入っていた箱に納め、宛先が印字された送り状を添付して宅配便に集荷を依頼するだけです。
15㎏ほどもある重いバッテリーなので、集荷サービスは助かりますね。

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交換作業のポイント

バッテリー交換のせいでエンジンがかからない?

ターミナルを外してバッテリーを載せ替え、最後に時計の時刻合わせをして作業終了‥
何も考えなくてよかったのは昔の話。

電装品盛りだくさんの今のクルマは、エンジンスイッチがoffでも一部の機能はバッテリーの電力で保持されていて、電流が途切れると再設定が必要になるものがあります。

因みにレヴォーグの取扱説明書を見ると、

まずパワーウィンドウに作動しなくなる機能があります。
・全開・全閉のオート機能
・反転機能
・運転席からの他のウィンドウのリモート操作

それから、ステアリングロック。
「初期化しないとエンジンがかからない場合がある」とあります。

パワーウィンドウのオート機能くらいなら大して困りませんが、あとで出かけようとしたとき、エンジンがかからなかったら、ちょっと慌てますね。

このほかにも、時計やディスプレイの表示設定などもリセットされるようです。
再設定するのは難しくないですが、取説を見ながらというのは、なかなか面倒。

あと、取説には載っていませんが、ネット情報では、制御系の学習機能もリセットされるものがあるようですね。
想像ですが、リセットされて少し走行感覚が変わったとしても、車の本来の持ち味の範囲内だし、そのうち学習し直すので敢えて説明をつけていない、ということでしょうか‥

自作のジャンパー線

というわけで、なるべくなら、電源をバックアップしながら交換した方がよさそうです。
バックアップには専用のグッズも売られていますし、12Vのジャンプスターターなんかもあれば使えます。

今回は、自作のジャンパー線を用意しました。

これで、交換作業中も、新旧バッテリーのどちらかまたは両方から電気が供給されるようにします。

ジャンパー線の片側は絶縁ワニ口、反対側はだるまピンのような形のクリップです。
クリップはガラクタの中にあったものを利用したので、元々何だったのかわかりませんが、ピアノ線を曲げてもできると思います。

このクリップは細いので、バッテリー端子の根本部分に差し込んだままでもターミナルを脱着することができるメリットがあります。
黒い被覆は、ショート対策のため熱収縮チューブを被せました。

バックアップしながら交換作業

レヴォーグくんのバッテリー固定金具を外すときは、先にバッテリーロッドのナットに被せてあるケーブル固定パーツを外す必要があります。

この外し方がどうもわからなくて、10mmのスパナでぎりぎり回したらねじ切れてしまいました。
よく見ると、構造的には緩める方向にひねりながら抜けばよかったのではないかと‥
あとの祭りですけど。

2本のバッテリーロッドを外すときは、フックを引っかける穴の位置をよく確認しておきましょう。

カオスの端子にジャンパー線のクリップを取り付け‥

ワニ口をターミナルに確実に噛ませます。
これで新旧バッテリーが並列接続の状態ですね。

車載バッテリーからターミナルを外します。
新しいバッテリーとジャンパー線でつながっているので、電気の供給は途切れていません。

重いバッテリーを載せ替えるとき、ターミナルが近くの金属部分に触れないよう気をつけます。

バッテリーを囲っているカバーは、プラダンにウレタンを貼ったもので、保温性がありそう。
置いてあるだけなので簡単に取れますが、新しいバッテリーを載せるときには先にトレイにセットしておかないと、バッテリー端子にコードが接続してあるので、後から被せることができません。

載せ替えたら、バッテリーの端子にクリップの上からターミナルを取り付けます。

プラス端子の固定ナットを締めるとき、レンチでショートしないよう注意します。
周りの金属はすべてマイナス電極ですから。

両方のターミナルを取り付けたら、ジャンパー線は外します。

黒いベルト状の持ち手は、ロック部分をつまんだら外れるので、あとは固定金具を元どおりに取り付けましょう。

さてさて‥
作業後のデジタル時計は正しく表示、うまくバックアップできたようです。

最後に交換日と走行距離のシールを貼って終わり。
これで寒い朝も安心ですね ♪

このジャンパー線を使ったやり方で作業する場合、バッテリーは常に車体側へ通電状態なので、だるまピンとワニ口を外すときやスパナを使うときは、くれぐれも周辺に触れないよう気をつけましょう。

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