DIYでらくらくタイヤ交換①【さらば筋肉痛】

「DIYでらくらくタイヤ交換①【さらば筋肉痛】」のアイキャッチ画像 クルマのメンテはDIYで

冬場に雪が積もる地域では、夏タイヤと冬タイヤの交換が年2回の恒例行事。

でも、その度に、重いタイヤを抱えて筋肉痛になるのはたまりませんね。
今回は、便利な道具を使って、らくらくタイヤ交換する方法を紹介します。

スポンサーリンク

準備と始末が面倒なタイヤ交換

タイヤ交換はいつも自分でやっていますが、近頃は腕力も自信がなくなったし、なるべく楽に作業したいものです。

レヴォーグ君が履いてるタイヤは、215-50-17インチ 。
1本が20㎏くらいあります。
なので、らくらく を目指していますが、運ぶのにもちょっと力が要ります…

家の裏の保管場所から、スタッドレスタイヤを20メートルほど転がして一か所に並べました。
4回往復するのは、なかなかきついです。

交換時に保管するとき、元のタイヤ位置が、前後どちらだったかわかるよう札を付けています。

前回前輪だったタイヤは、「次は後ろ」です。タイヤが均等に摩耗するように。

スポンサーリンク

交換作業は結構楽しい

作業に取り掛かります。
ボディを傷めないよう、ジャッキは指定の位置にセットしないといけません。

次はホイールナットを緩めます。

これはホイールレンチをかませたところ。
左手でソケット側グリップを、右手でクロスバー側を握って回します。
「よいっしょ」くらいの力で緩みました。

ナットが回るようになったら、ジャッキアップしてからちゃんと緩めて取り外します。

今回、らくらく 作業するために「タイヤリフター」という秘密兵器を使っています。

右端のハンドルを回せば、タイヤを載せた2本の棒の間隔が拡がったり狭まったりして、タイヤを上下に動かすことができます。
2本の棒はローラーになっているので、軽い力でタイヤを回転させられます。
「上下」と「回転」、この機能が らくらく のポイントですね。
キャスターも付いているので、そのまま移動ができます。

以前は、両腕で20㎏もの重いタイヤを抱えながらホイールの穴をボルトに合わせるのが大変で、よく筋肉痛になっていました。

スタッドボルトは、布に潤滑油をわずかに滲ませて、ネジ山の錆びを拭き取ります。
油分を少し馴染ませておくとボルトとナットが固着しにくいので、緩めるときにスムーズです。

ところで、ボルトに油分をつけるのは、ネット上でも賛否があるようです。

否定的な意見は 「緩んだらいけないところだから…」とか「ボルトとナットの摩擦が小さくなって、必要以上に締め過ぎる…」などです。

その辺はわかったつもりで何十回もこの方法でやってきましたが、緩んだことはなく、レンチにぐいっと力を加えれば、締まったナットが、音もたてずにスムーズに回るので、問題ないと思っています。

気になるなら、油分はつけなくても構いません。
ギギッとか音がしますが、適度に締め込まれたナットなら、緩められないわけではないので。

油を馴染ませるなら、ネジ山の部分だけにしましょう。
特に、ホイールと接するハブの面には付着しないよう気をつける必要があります。
ブレーキや加速時に回転方向の力を受け止めているのはボルトではなくホイールとハブが接している面の摩擦力ですから、それを油で弱めてはいけません。
ここでのボルトとナットの役割は、ホイールとハブを強く密着させて摩擦力を高めることです。

さて、続いて、取り付けるタイヤを載せて…

ごろごろと運んで…

ナットは強く締め込まず、ジャッキを降ろした後に本締めします。

この時、強く締めすぎると大変です。
次回緩めるとき、両足踏ん張って額に青筋立てて…なんてことになります。

車載のL形レンチを使う場合は、足で蹴って締めつけるなんてことは厳禁。
昔、締まりすぎてナットが緩まず、ボルトを折ってしまった苦い経験があります。
かといってゆる過ぎるのも、走行中にタイヤ脱落の危険がありますよね。

今では、十字レンチで締め込むときの適度な力加減を自分でわかっているので、外す時も割と簡単に緩めることができます。

慣れない方は、トルクレンチという工具を使うのが良いと思います。
数値を設定することで、適正な力でうまく締めることができます。

これは、ジャッキの油圧リリースバルブ。
棒の先をバルブのツマミにかませてじんわり緩めると、ゆっくり降りてきます。

車載のパンタグラフジャッキだと、降ろす時もシャフトをくるくる回すのがひと手間ですが、油圧ジャッキだと、らくらくですね。

4本のタイヤを交換し終わると、見た目も変わるしちょっと達成感がありますね。交換作業だけなら結構楽しい感じ。

スポンサーリンク

タイヤの命は適正空気圧

タイヤの取り付けが終わったら、空気圧を調整します。

空気圧はとても大事ですね。高性能なタイヤでも空気圧が適正でなかったら意味がなくなります。
因みにレヴォーグ君は、前 2.5kgf/cm²、後ろ 2.4kgf/cm²です。

電動空気入れのメーターは誤差があるので、多目にエアを入れ、エアゲージで確認しながら適正値まで抜きます。
メーターの誤差を覚えれば、ほぼ一発で適正値に充填できるようになります。

最後にホイールキャップを取り付けたら…

男前になって、作業終了~♪

今回は筋肉痛とおさらばできたし、
まあまあ、「らくらくタイヤ交換」だったと言えるかな…

奥さんが言いました。
「私のも早くやっといてね」

今回、ブログの写真を撮りながら作業したので、時間もかかってくたびれました。
ワゴンR君はまた今度にしよう…

今回使った工具などは、DIYでらくらくタイヤ交換②【お気に入りの道具たち】にて紹介したいと思います。