DIYの道具【お手軽電動ドライバー】

楽しい日曜大工

使ってみたら超便利。
DIYに手放せなくなりそうな、小型電動ドライバーのレビューです。

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カタチは普通のドライバー

電動ドライバー RAQUL (ラクル)

VOICE(ヴォイス)  ボール型グリップ電動ドライバー RAQUL(ラクル)

一見、普通のボール型グリップのドライバーのようですが、スイッチらしきボタンが2つあります。

RAQUL(ラクル)のスイッチ部分

そうです、電ドラなんです。
同種のものがたくさんありますが、これは「RAQUL(ラクル) 」という名の充電式電ドラです。

 RAQUL(ラクル)の本体と付属品

ボディサイズは、ホーザンの電工ドライバーと比較するとかなり大きめ。

 RAQUL(ラクル)と電工ドライバーの大きさ比較

使い方はこんな感じ。

ネジ締めは、動画のように、ネジの溝を合わせたら、スイッチを入れて早回し。
最後は手の感覚で必要な強さに締め込みます。

ゆるめるのも簡単。力を込める最初の一回しは手で、あとは電動に任せます。

毎分280回転の威力、長いビスでも手首が疲れることはありませんね。

さて、実際に使ってみて分かったことは‥

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使ってみたら‥

らくらくビット交換

対辺6.35mmの六角ビットの抜き差しは、スライドスリーブ式で簡単。

 RAQUL(ラクル)のスライドスリーブ

一般的なドライバービットやドリルビットなどが交換できます。

 RAQUL(ラクル)の交換用ビット

意外に力持ち

パワーは見た目よりあります。

電動では3Nmというトルクですが、数字ではイメージできませんよね。
十分かどうかは、相手にする木の堅さやネジの大きさによるので、一概に言えませんが、SPF材やパイン集成材でラックを作る際に、32㎜長の木ねじで組み立てるには十分な力がありました。

ねじが太くてトルク不足になる場合は、ドリルビットに挿し替え、電動ドリルにして下穴を開ければ、この電ドラ一本でこと足ります。

芯ぶれ など

芯ぶれは多少あります。
ぶれは差し込み部の遊びからくるようなので、上の動画のように、ビットの先端がネジの頭の溝に入っている状態なら、芯が定まって気にならなくなります。

回転方向にも多少の遊びがあります。
スイッチOFF時にシャフトがロックしますが、ギアのバックラッシュによる遊びがあるので、精密機械の調整ネジなど、微妙な回し方をするときには普通のドライバーの方が確実だと思います。

止まるのも大事

スイッチを離せばガチッと止まります。
類似品では惰力で数回転するものもあるようですが、この製品のようにブレーキ機構で停止する方が、手首を捻る恐れは少ないでしょう。

使いやすさと難点と

サイズはかなり大きく感じますが、手のひらに収まりますし、力を入れやすくていいと思います。
ボディ表面もラバーなので、グリップ感があります。

おまけに、LEDが先端方向を照らしてくれるので、薄暗い場所の作業もしやすいです。

 RAQUL(ラクル)のLEDライト

ただ、操作性には難点もあります。
押しボタンスイッチがボディから少し凸になっているので、慣れないと手締めするときにスイッチに触れてしまいます。不意に反動がくるので、ちょっと慌てます。

使い慣れたら、無意識にボタンに気をつけるようにはなりましたけど。

この難点は、ベッセル製のようなスライドスイッチなら生じないでしょうね。

ベッセル製電ドラのスイッチ

でも、手で少し回した後、ビスの頭から先端を外さずにスイッチONするには、押しボタンがベターな気がしますし‥
ここは、使う人によって評価が分かれるところでしょうか。

スタミナは十分

内蔵バッテリーは3.6V 1800mAのリチウムイオン。
付属のMicroUSBケーブルで充電、ランプの色が赤から緑に変われば完了です(充電時間:約100分)。

別記事に掲載した棚とラックを作るDIYでは、40~50本の木ねじを打っても余裕でした。

因みに、充電器は付属していませんが、スマホの充電器が使えます(充電の入力は1Aまで)。

耐久性は~「?」

耐久性は、まだわかりません。
手の力で回すときに耐えられるトルクは10Nmとのこと。
これは、1メートルの長さの水平なレンチの端に約1㎏のおもりをぶら下げたくらいのトルク(レンチの重さはないものとして)。
10㎝の長さだと10㎏のおもり‥
自分の腕力って何Nなんでしょうね?
通販のレビュー欄に、手で強く締めたら空回りするようになったというのがあったので、力いっぱい回すなら普通のドライバーに持ち替える方が無難でしょう。

以上が、超小型、気軽に使える電ドラ「RAQUL(ラクル) 」の使用感です。

若干の留意点ありで、微妙な調整ネジを回すとか、力まかせに締めこんだりはしない方がいいと思いますが、日常使いには思いのほか便利で、いつも手元に置いておきたくなりました。