室内ドアにDIYでカギを後付け【安心サニタリールーム】

楽しい日曜大工

お客さんが泊まったり、小さな子どもがいる場合、部屋によっては内カギが欲しいときがありますね。
元のドアハンドルと同じシリーズの間仕切錠を購入し、サニタリールームのドアに内カギを取り付けました。

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空錠と間仕切錠

一般に、住宅のトイレのドアノブには必ずカギがついていますね。
でも、サニタリールーム(洗面脱衣所)の方はちょっと微妙。
トイレほどの必要性はないでしょうが、お客さんがあったりすると、
ついてて安心‥ っていうことになります。

息子宅のサニタリーのドア。
残念ながらカギがありませんでした。

トイレの方は当然付いてます。

サニタリーもトイレと同じタイプに取り替えたいようですが、ドアを加工する必要があるので、手伝いました。

この家に使われているドアハンドルは、ダイケンというメーカーの製品です。

今回、調べるうちにわかったのですが、ロックがついていないのは「空錠(そらじょう・くうじょう)」といいます。
聞き慣れない名前ですね。これからも使う機会がなくて、たぶん忘れます‥

一方のロックがついた方は「間仕切錠」です。
室内で使用する錠なので、非常時にはドアの外からサムターンの軸をコインなどで回して開けられるようになっています。

「間仕切錠」タイプは5000円程度で購入できます。

箱の中身はハンドルとサムターンのセット。
錠本体やラッチは、空錠も間仕切錠も共通のようで、入っていません。

ならばハンドルには違いがあるのかというと、これも共通のようです。
なので、取り替えというより、既存の錠本体とハンドルはそのままに、サムターン部を追加するだけになります。

サムターンだけ単体で販売されていれば、ハンドルがムダにならなくていいんですけどね。

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サムターンの追加工事は楽勝… のはずでした

サニタリーのドアハンドルにサムターンを追加します。

ドアの加工は、穴をあけるだけなので簡単です。
ただし、位置が正確でないと、サムターンの座金の横から穴の端が見えるという、悲しいDIYになりかねません。

穴の大きさを決めるためにサムターン部のサイズを測ると‥

直径25mm程度あれば良さそう。

ドアからハンドルと錠本体を外して‥

トイレの間仕切錠の寸法を参考に穴の中心位置を決めたら、
まずは錐で下穴をあけます。

25mmの穴はホールソーで。

手持ちのホールソーは、合板ならなんとか開けられるね、という簡易なもの。
7枚の刃を交換すれば25mmから64mmまで開けられますが、25mmの刃で開いた穴は27mmでした。
安いので精度はそれなりですが、あればこんなときに役立ちます。

錠本体をドアにセットし、開けた穴の位置を確認すると、
あれれ‥
ミスってしまった‥

開けた穴の中心付近にサムターンの軸穴がくるはずなのに、横にずれています。
座金でギリギリカバーできそうな程度ではありますが‥

間違いのもとは、位置決めのときに錠本体をドアから外していたこと。
仮置きしたハンドル座金を基準に位置決めしたのですが、そもそも錠本体がないと座金の位置は正確に決まらないのでした。

これを教訓に、ドアの反対側は正確な位置に穴をあけることができました。

とりあえず、ドアのウラと表で穴の位置が少しずれたまま組み立ててみると…

やはり、サムターンの表と裏の支持部がずれて軸が斜めになり、渋くて回りません。

ミニルーターのやすりで、穴の狭い方側を拡げていくと‥

今度は軽く回るようになって問題なし。

最後にハンドルの軸を通して‥

できましたー

穴あけのミスは、なんとか座金がカバーしてくれてます。

サニタリーのドアだって締め切りたい時がありますからね‥
うまくいってよかった ♫