レヴォーグ(VM4)の右ドアミラーの格納ができなくなり、ドアミラーユニットを購入して、DIYで交換しました。
ドア内装パネルの脱着やドアミラーの取り外し、ミラー部分の分解・組み立てなどの手順を詳しく紹介します。
風にまかれるドアミラー
レヴォーグ君の右ドアミラー
ちょっとブサイクな姿になっています。
![](https://tanoshii-diy.com/wp-content/uploads/2021/08/door-mirror04600.jpg)
格納するときは、オートでなく手動スイッチです。
数か月前から、時々、スイッチを押しても反応がなく、何度か操作を繰り返すと動くという、ちょっとストレスフルな状態になっていました。
おまけに、開いた時も閉じたときも、回転方向に少しガタがつく感じがありました。
一応格納できるので、その場しのぎをしてきたのですが、ついに御臨終です。
手でミラーを開閉すると、閉じた位置にはカチッと半固定されるのですが、開いた位置では固定されません。
なので、70~80㎞/hになると風圧で半分くらい閉じてきます。
車線変更しようとサイドミラーをチラ見したら、自分と目が合ってギョッとしましたよ‥
とりあえず、風圧に負けないよう養生テープで固定しておきました。
なんともカッコ悪いです。
機能満載!今どきのドアミラー
このまま養生テープに頼るわけにもいかず、ミラーを交換することにしました。
およその交換手順はわかっているので、部品さえ手に入ればOKです。
スバルのディーラーに不具合を相談して、適合する右ドアミラーユニットを注文しました。
ところで、いまどきのドアミラーは機能満載、複雑な構造ですね。
ひと昔前のドアミラーは、鏡の角度調整と格納機能のみでしたけど‥
今ではウインカーやウエルカムライトが組み込まれ、鏡部分には曇り防止ヒーターや後方接近警告灯が装備されています。
左側ミラーだと、前輪の周りを映すカメラも付いてますしね。
外見上も、カバーが上下2分割されています。
こうしてみると、小さなドアミラーなのに結構複雑。
購入したのはミラーユニットのみですが、23,000円とかなりのお値段です。
なので、当然、ミラーユニット以外のパーツは故障したドアミラーのものを利用します。
手順を踏んで交換作業
ドアから取り外し
取り外し作業は、ドア内張りの外し方がわかれば、簡単です。
内張りを外す前に、ウインドウは下げておきます。
窓越しにミラーへ手が届き、後の作業がラクになるので。
青い丸印はねじ止め、黄色い丸印はトリムクリップで止めてあるところです。
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2カ所のねじ止め部分はカバーしてあるので、マイナスドライバーなどで開き、ネジを外します。
![](https://tanoshii-diy.com/wp-content/uploads/2021/08/door-mirror00401-800x599.jpg)
内張りのスピーカーの横あたりに少し隙間があります。
そこに内張りはがしなどを差し込んで少し浮かし、内張りを手で剥がすように引けば、バリッという音とともに、簡単にクリップが外れます。
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内張りが浮いたら、両手でかかえて上に持ち上げれば簡単に外れますが、完全に外すには、パワーウインドウの配線やドアロックのワイヤーも外さないといけません。
ドアミラーを取り外すだけならその必要もなく、こんな風に立てかけておけば作業ができます。
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ドアミラーハーネスのカプラーを外します。
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ドアミラーの取付ボルトは3本。
緩めて抜いた時に、ドアの中に落としたら大変‥
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ボルトに気を取られて、うっかりドアミラー本体を落下させてはいけないので、一応、対策をしておきました。
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ソケットには、ボルトの頭が抜けにくくなるよう養生テープを貼っています。
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軽く触れた程度では抜けないくらいキツめにしてます‥
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ドアミラーを取り外したところ。
面倒くさがらず適当に養生しておくと、すんなり作業できますね。
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新しいユニットにパーツを移植
購入した右ドアミラーユニット。
品番のラベルに91036VA522と記されています。
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古い方から必要なパーツを取り外して移植します。
![](https://tanoshii-diy.com/wp-content/uploads/2021/08/door-mirror01300-800x599.jpg)
まずは鏡部分の取り外しから。
鏡の角度を最も上向きにすると下側に隙間ができます。
そこから内装はがしやドライバーを差し込んで、テコのように鏡を手前に浮かす方向に力を加えると、鏡の下側がパカっと外れます。
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上側は引っかけてあるだけなので、そのまま鏡を下に引けば取り出せます。
丸で囲んだ部分が、白のアクチュエーター側にはめてあるところ。
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この状態では、まだ鏡は外せません。
ヒーターと後方接近警告灯の配線がつながっているので、抜いたらOKです。
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鏡の裏側
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次に、外装のカバーを取り外します。
黄色の丸が上カバーのツメ、赤丸が下カバーのツメです。
上カバーの上に下カバーが一部分重なっているので、順序としては、下カバーから先に外します。
マイナスドライバーの先などでツメを抉りますが、ちょっと力が要ります。
固いのでツメを折らないよう慎重に。
![](https://tanoshii-diy.com/wp-content/uploads/2021/08/door-mirror02001-800x599.jpg)
外したカバーの裏側です。
それぞれ右端のツメが上の写真に写っているものです。
![](https://tanoshii-diy.com/wp-content/uploads/2021/08/door-mirror02402-800x599.jpg)
外装カバーを外したユニット。
黄色い丸はウインカーの取り付けネジ、赤色はウエルカムライトの取り付けネジ。
![](https://tanoshii-diy.com/wp-content/uploads/2021/08/door-mirror02301-800x599.jpg)
それぞれ取り外して、コネクターも抜きます。
![](https://tanoshii-diy.com/wp-content/uploads/2021/08/door-mirror02800-800x599.jpg)
![](https://tanoshii-diy.com/wp-content/uploads/2021/08/door-mirror02700-800x599.jpg)
新しいドアミラーユニットと、壊れた方から取り外したパーツ一式
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組み立てるのは簡単で楽しい作業です ♪
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あっという間に 完成ー ♫
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逆の順序で元どおり
さて、逆の順序でドアに取り付けましょう‥
おっと、クリップがドア側に残っていました。
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結構、固くはまっているので、欠けたり変形させないよう慎重に抜きます。
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これを内張りの元の場所に戻しておかないと、そこだけ張り付けられません。
というわけで‥ 取付完了 !
今回も楽しいDIYー 出費はちょっと痛いですけどね‥
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余談ですが‥
故障したドアミラーの壊れた部分を見てみたいので、分解してみました。
鏡の向きと開閉のアクチュエーターユニットを取り出しました。
矢印のケース内に開閉の回転軸があります。
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開閉時、全開か全閉の状態になって負荷が増すとモーターを停止する仕組みになっているようです。
12Vを印加してみたら、モーターが一瞬動きかけて止まったので、ギアか軸のあたりに何か噛みこんでいるのかもしれません。
蓋を開けると、モーターや基板、ギアが見えます。
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モーターと基板は上に持ち上げれば簡単に外れます。
下のギアも取り外せますが、矢印のところ、軸にはめ込まれたメタルの止め輪がやっかいな感じで、バラすのをためらってしまいました。
すでに新しいユニットに交換してしまったし‥
変形させずに取り外せるような工具もなく、無理やり抉って怪我してもね‥
なんて理由をあげつつ、実は、年のせいでちょっと好奇心が薄れたのかも‥
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