格納できないドアミラー【DIYで故障ユニット交換】

クルマのメンテはDIYで
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風にまかれるドアミラー

レヴォーグ君の右ドアミラー
ちょっとブサイクな姿になっています。

格納するときは、オートでなく手動スイッチです。
数か月前から、時々、スイッチを押しても反応がなく、何度か操作を繰り返すと動くという、ちょっとストレスフルな状態になっていました。

おまけに、開いた時も閉じたときも、回転方向に少しガタがつく感じがありました。
一応格納できるので、その場しのぎをしてきたのですが、ついに御臨終です。

手でミラーを開閉すると、閉じた位置にはカチッと半固定されるのですが、開いた位置では固定されません。
なので、70~80㎞/hになると風圧で半分くらい閉じてきます。

車線変更しようとサイドミラーをチラ見したら、自分と目が合ってギョッとしましたよ‥

とりあえず、風圧に負けないよう養生テープで固定しておきました。
なんともカッコ悪いです。

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機能満載!今どきのドアミラー

このまま養生テープに頼るわけにもいかず、ミラーを交換することにしました。
およその交換手順はわかっているので、部品さえ手に入ればOKです。

スバルのディーラーに不具合を相談して、適合する右ドアミラーユニットを注文しました。

ところで、いまどきのドアミラーは機能満載、複雑な構造ですね。
ひと昔前のドアミラーは、鏡の角度調整格納機能のみでしたけど‥

今ではウインカーウエルカムライトが組み込まれ、鏡部分には曇り防止ヒーター後方接近警告灯が装備されています。
左側ミラーだと、前輪の周りを映すカメラも付いてますしね。

外見上も、カバーが上下2分割されています。

こうしてみると、小さなドアミラーなのに結構複雑。

購入したのはミラーユニットのみですが、23,000円とかなりのお値段です。

なので、当然、ミラーユニット以外のパーツは故障したドアミラーのものを利用します。

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手順を踏んで交換作業

ドアから取り外し

取り外し作業は、ドア内張りの外し方がわかれば、簡単です。

内張りを外す前に、ウインドウは下げておきます。
窓越しにミラーへ手が届き、後の作業がラクになるので。

青い丸印はねじ止め、黄色い丸印はトリムクリップで止めてあるところです。

2カ所のねじ止め部分はカバーしてあるので、マイナスドライバーなどで開き、ネジを外します。

内張りのスピーカーの横あたりに少し隙間があります。
そこに内張りはがしなどを差し込んで少し浮かし、内張りを手で剥がすように引けば、バリッという音とともに、簡単にクリップが外れます。

内張りが浮いたら、両手でかかえて上に持ち上げれば簡単に外れますが、完全に外すには、パワーウインドウの配線やドアロックのワイヤーも外さないといけません。
ドアミラーを取り外すだけならその必要もなく、こんな風に立てかけておけば作業ができます。

ドアミラーハーネスのカプラーを外します。

ドアミラーの取付ボルトは3本。
緩めて抜いた時に、ドアの中に落としたら大変‥

ボルトに気を取られて、うっかりドアミラー本体を落下させてはいけないので、一応、対策をしておきました。

ソケットには、ボルトの頭が抜けにくくなるよう養生テープを貼っています。

軽く触れた程度では抜けないくらいキツめにしてます‥

ドアミラーを取り外したところ。
面倒くさがらず適当に養生しておくと、すんなり作業できますね。

新しいユニットにパーツを移植

購入した右ドアミラーユニット。
品番のラベルに91036VA522と記されています。

古い方から必要なパーツを取り外して移植します。

まずは鏡部分の取り外しから。

鏡の角度を最も上向きにすると下側に隙間ができます。
そこから内装はがしやドライバーを差し込んで、テコのように鏡を手前に浮かす方向に力を加えると、鏡の下側がパカっと外れます。

上側は引っかけてあるだけなので、そのまま鏡を下に引けば取り出せます。

丸で囲んだ部分が、白のアクチュエーター側にはめてあるところ。

この状態では、まだ鏡は外せません。
ヒーターと後方接近警告灯の配線がつながっているので、抜いたらOKです。

鏡の裏側

次に、外装のカバーを取り外します。
黄色の丸が上カバーのツメ、赤丸が下カバーのツメです。
上カバーの上に下カバーが一部分重なっているので、順序としては、下カバーから先に外します。

マイナスドライバーの先などでツメを抉りますが、ちょっと力が要ります。
固いのでツメを折らないよう慎重に。

外したカバーの裏側です。
それぞれ右端のツメが上の写真に写っているものです。

外装カバーを外したユニット。
黄色い丸はウインカーの取り付けネジ、赤色はウエルカムライトの取り付けネジ。

それぞれ取り外して、コネクターも抜きます。

新しいドアミラーユニットと、壊れた方から取り外したパーツ一式

組み立てるのは簡単で楽しい作業です ♪

あっという間に 完成ー ♫

逆の順序で元どおり

さて、逆の順序でドアに取り付けましょう‥
おっと、クリップがドア側に残っていました。

結構、固くはまっているので、欠けたり変形させないよう慎重に抜きます。

これを内張りの元の場所に戻しておかないと、そこだけ張り付けられません。

というわけで‥ 取付完了 !

今回も楽しいDIYー 出費はちょっと痛いですけどね‥

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余談ですが‥

故障したドアミラーの壊れた部分を見てみたいので、分解してみました。

鏡の向きと開閉のアクチュエーターユニットを取り出しました。
矢印のケース内に開閉の回転軸があります。

開閉時、全開か全閉の状態になって負荷が増すとモーターを停止する仕組みになっているようです。
12Vを印加してみたら、モーターが一瞬動きかけて止まったので、ギアか軸のあたりに何か噛みこんでいるのかもしれません。

蓋を開けると、モーターや基板、ギアが見えます。

モーターと基板は上に持ち上げれば簡単に外れます。
下のギアも取り外せますが、矢印のところ、軸にはめ込まれたメタルの止め輪がやっかいな感じで、バラすのをためらってしまいました。

すでに新しいユニットに交換してしまったし‥
変形させずに取り外せるような工具もなく、無理やり抉って怪我してもね‥

なんて理由をあげつつ、実は、年のせいでちょっと好奇心が薄れたのかも‥