今やほとんどのクルマはキーレスエントリー。
リモコンキーやスマートキーの電池切れは災難の予兆かも。早めの交換が無難です‥
この記事では、リモコンキーに連動するクルマの防犯装置の特徴や、リモコンキーに使用される電池の種類と具体的な交換方法を紹介します。
クルマの防犯装置
突然、ホーンが鳴り始めてパニックになりそうだったよー 😰
リモコンキーの電池が消耗したので、鍵でドアを開けただけなのに‥
実際にそんな体験はなくとも、どこかでけたたましく鳴るホーンの音を聞けば、クルマを運転する人なら「ああ、アレだね‥」と思い当たるのではないでしょうか。
お騒がせの元はセキュリティアラーム、クルマの防犯装置です。
ふつう、クルマを離れるときは、キーレスでドアロックしますね。
キーレスでロックすればセキュリティが働き、車内からロックを解除したり鍵穴から開けようとした場合に警報が鳴ります。
想定される不正行為は、窓ガラスを割って車内のスイッチでロックを解除するとか、鍵穴からピッキングなどで不正に解錠する場合などでしょう。
ありがたい仕組みですが、思わぬ落とし穴があります。
キーレスでドアロックしたものの、電池の消耗で動作が怪しくなり、やむなく鍵を使って解錠すると‥
なんと、正式な鍵で開けても、セキュリティが発動してしまうのです。
因みにスズキ ワゴンRの場合、ハザードランプが40秒間点滅、
あわせて室内ブザーが10秒断続、その後ホーンが30秒断続して鳴ります。
解除するには、
室内ブザーの段階でエンジンを掛ければホーンは鳴りません。
なぜ、こんなこと気にしたかというと‥
最近、わが家のワゴンR(MH23S)はリモコンキーの動作が怪しい。
このままだと、奥さんがうっかり鍵でドアを開け、冒頭のような災難に遭うかもしれません。
転ばぬ先の電池交換。
交換は簡単でしたが、調べてみると、リモコンキーの役割って意外に複雑でした。
スズキワゴンR リモコンキーの電池交換
ギザギザよりもっと複雑 リモコンキー
わが家のワゴンRのリモコンキーは、スマートキーでなく普通のギザギザした鍵です。
何気なく使っていますが、機能的にはいろいろ複雑なシステムとからんでいるようです。
リモコン機能は先ほど紹介したセキュリティアラームの一部ですが、キーヘッド部には、それとは別のイモビライザーという車両盗難防止装置のICチップが内蔵されています。
イモビライザーは、キー側のIDコードと車体側に登録されているIDコードを照合し、一致しなければエンジンがかからないという仕組みです。
見た目の鍵のギザギザより、もっと複雑なんですね。
ワゴンRの場合、4代目のMH23S(2008年9月~)から全車標準装備されているそうです。
適合するボタン電池は?
ワゴンRのリモコンキーの電池は、CR1216というボタン電池。
ボタン電池は種類が多いので、買うとき間違えそうです。
ボタン電池の規格は以前から気になっていたので、この機会に調べてみました。
型番の意味はこんな感じです。
これによると、CR1216の場合、二酸化マンガンリチウム電池で電圧3V、サイズは直径12mm・厚さ1.6mmということですね。
適合する型番さえ確認できれば、あまり必要のない知識かもしれませんけど。
なんとなく納得できたところで、さて、交換です。
カンタン電池交換
必要なのは、新しい電池と精密ドライバー。
ケースのネジを外します。
ボタン電池が収まっている黄色いのがリモコンユニット。
リモコンボタン側。
赤丸で囲んだ部品がイモビライザーのトランスポンダです。
このトランスポンダが、車体側から出る電波にICチップのデータを載せて跳ね返すことで、キーの情報が読み取れる仕組みらしいです。
なので、これが近くにないとエンジンは掛かりません。
ボタン電池は、マイナスドライバーの先で抉れば外れます。
新しい電池を押し込んで‥
型番が刻んである側(+)が上になりますね。
ケースに戻します。
ネジ止めして‥
かんたん終了です。
遠くからでもボタン一発で開閉できるようになりました。
確実に動作するって、気持ちいいですね‥