今、何時かな?
ふと腕時計に目をやると、針が動いていません。
あー 電池切れ‥
お店で電池交換してもらうと、費用が掛かりそう。
チープな腕時計はメンテも気楽、DIYで電池交換してみました。
腕時計専用の工具があれば簡単にできるので、交換方法を紹介します。
10年電池の腕時計
もう20年以上前に購入したカシオの腕時計 BESIDE BES-103。
確か、2000円くらいで買ったような‥
100M防水で、10年間は電池交換なしで動くのが売り。
壊れても惜しくない価格ですから、どこにでも気軽に着けていけます。
うたい文句どおり、使い続けて10年が過ぎた頃、最初の電池切れとなりました。
カシオさん、さすがですね。
カシオ腕時計のラインナップで、低価格帯のスタンダードシリーズは、今ではチープカシオ、チプカシなどとと呼ばれて大人気です。
デザインがおしゃれで品質が高く、芸能人や有名人にも愛用者が多いそうです。
このBESIDEはチプカシよりももっと前の製品で、早や20年が経ち、2度目の電池切れとなりました。
電池さえあればまだまだ、次の10年目指して、蘇ってもらいます。
腕時計用の専用工具
腕時計の電池交換費用は、販売店でやってもらうと1000円~1500円です。
安価な腕時計だけに、相対的に高く感じますね。
ケースの裏ブタさえ開けることができれば割と簡単な作業なので、最初の電池切れの時にDIYするための工具を購入しました。
3点支持オープナーと固定台、こじ開け、バンド固定台、ピン抜き棒などがセットになっています。
腕時計用の工具の値段は、ピンからキリまでありますが、これは激安品。
確か1500円くらい。
品質は価格なりで、無いよりマシかな‥という程度です。
加工精度や仕上処理が雑なので、手が滑って高級腕時計を傷つけたら大変‥
と思ったら、
心配ご無用、わが家には高級腕時計なんて無かったのでした。
滅多に使わないものですし、1,2回使えば元がとれる激安工具で十分なんです。
交換作業の実際
まず、時計の裏ブタを開けないといけません。
邪魔になる時計バンドは、長さ調整部分のバネ棒を外し、平たく伸ばします。
この時計の裏蓋はねじ込み式、スクリューバック式ともいいます。
専用工具を、刻んである溝に引っかけて回し、緩めるタイプです。
これが使用する工具、3点支持オープナーと固定台です。
3点支持オープナーは、調節ネジを回してツメを動かせば、様々な大きさの蓋に対応できるようになっています。
時計の本体の方は、固定台に載せ、ネジを締めて固定します。
専用工具があると、こんな風に簡単に裏蓋を回すことができますね。
裏蓋を外したところ。
前回交換したとき、電池に日付を記しておきました。
「2013年1月24日」
今は2023年11月ですから、10年以上経っています。
電池は、酸化銀電池 CR2016。
10年間動かすだけに、腕時計にしては大きな電池です。
100均で買えばお得ですね。
ちょっと気になるのは、使用推奨期限が2028年3月‥
電池は10年も保証されていませんが、前回もそうでしたし、たぶん大丈夫なんでしょう。
今回も電池に日付を記しておきました。
あと、パッキン(⇨のところ)も交換すれば防水性も完璧なんでしょうが、今回はヘタった感じでもなかったのでそのまま使用しました。
サイズが確認できれば、交換用のパッキンはネットで手に入ります。
これで、電池交換完了。
また10年、時を刻み続けてくれることでしょう‥♪