駐車場がくらーい…
カーポートに灯りをつけてよー

奥さんの嘆きは、ごもっとも。
わが家のカーポートは、後ろと片方の側面が生け垣やブロックに囲まれ、昼間でも明るくないです。
暗くなって買い物から帰ったとき、玉ねぎが足元に転がってても見えないしなー
つまらない妄想が頭に浮かんだりします…
雨露を凌ぎ、車の乗り降りが快適になるカーポート。
もっと使い勝手をよくしようと、自分でカーポート内にLED照明を取り付けました。
思いついた案を具体化して完成させるまで、工程を3つの記事で紹介します。
① LEDできれいな灯りプラン
② お家の壁から電源取り出し
③ 配線工事は楽しいdiy
駐車場を明るく照らすには
センサーライトの便利さは捨て難い…
さて、どんな照明にしようかと思案していたら‥
近所にはセンサーライトを取り付けているお宅が多いです。
まずはセンサーライトを検討してみました。
■センサーライトのメリット
電源が電池かソーラーバッテリーのタイプなら、電気工事は不要で簡単。
人や車に反応して自動点灯するので、機能的にはカーポートにピッタリですね。

でも、気になるところもあります。
■センサーライトのデメリット
デメリットとしては‥
・電池式は交換するのが煩わしい。
・ソーラータイプだと内蔵バッテリーの寿命が2年程度と短い。
・近くを通る人やクルマに反応し、不用意に点灯する。
・点灯中にあまり動かないでいると、作業中でも消灯してしまう。
長短併せ持つセンサーライトですが、駐車場の照明として便利なのは間違いありません。
完成したカーポート照明の紹介
いきなりですが、完成後のカーポート。
点灯したらこんな感じです。
明るく、クルマをきれいに照らしてくれます。

実は、この照明はセンサーライトではありません。
照明器具は、10WのLED投光器を6個取り付け、柱の2か所にスイッチを隠蔽配線しています。
光源が多いので、灯りにムラがなく、クルマがきれいに輝いて見えるのが特長です。
最終的には、リモコンスイッチも組み込み、柱スイッチとリモコン併用でとても便利になりました。
センサーライトは便利なのに、あえて柱にスイッチを取り付けたのには訳があります。
実は、第二種電気工事士の資格を取ったばかり…
カーポートに照明を取り付ける工事で腕試ししてみたかったのです。
本格的な照明設備
3路スイッチとコンセント
カーポートは2台用です。
スイッチが1か所しかないと、2台隔てた位置から、車をよけながら点けにいくのはちょっと面倒。
対角の柱にそれぞれスイッチがあれば、どこからも近くなります。
ひとつの灯りにスイッチが2つといえば、
よくあるのは家の階段の照明。
一階と二階、どちらからでもON・OFFできますよね。
住宅によく使われている3路スイッチ配線です。
自分で工事するのは初めてですが、電気工事士試験には必須の知識でしたから大丈夫。
ついでに、カーポートにコンセントがあれば何かと便利。
電動の道具が使えますし。
ムラのないきれいな灯り
カーポート内をムラなく明るくするには、照明器具の配置が大事です。
前後の梁に3個ずつ、計6個のライトがあれば死角が生じなくてよさそうです。
こんなイメージでしょうか‥

6個の光源がボディに映ると、ショールームのようにクルマが輝いて見えます。
少し離れれば、カーポート全体が闇に浮き上がった感じに見えるでしょう。
光源は、LED照明器具。
6個使うなら、1個あたりの照度は小さくてもよさそうです。
10ワットのLEDは白熱電球60ワット以上の明るさですから、6個で合計60ワットもあれば十分。
というわけで、アマゾンで探してみました。
あまたある中、10ワットの小型で安価な投光器を6個購入しました。
見た目もスマートなデザインです。
6個ですから、ちょっと工事の手間はかかりますけどね。

配線図と必要な電材
カーポート照明の配線図
慣れない配線工事です。
具体的に、図面を描いてみました。
今まで、電気工事といえば壁のスイッチを取り替えた程度、今回は、資格の勉強をした時の知識をフル活用しました。
カーポートは、YKK のレオンポートneoです。
見た目も大事ですから、ケーブル類は柱や梁の中を通すようにする予定です。

必要な電材と費用
必要な材料は、ホームセンターやネットで調べ、一覧表のとおり揃えました。
仕上がりや配線工事の内容を考えれば、業者さんに依頼するよりずいぶん安上がりになるんじゃないかと思います。

■照明器具と主な部品・部材の画像











きれいな灯りプランのまとめ
きれいで明るいカーポート照明のプランは…
・カーポートの外観にケーブルが露出しない隠蔽配線とする。
・2か所のスイッチで操作できる3路配線とし、あとでリモコンを組み込む。
・6個のLED投光器を配置し、むらなくきれいに照らす。
ということに決定。
材料が揃うと、なんだかワクワクしますね。
いよいよ工事の始まり。まずは屋外へ電源を引き出すところから ↓


