DIYでウッドデッキをリフォームしたい

「DIYでウッドデッキをリフォームしたい」のアイキャッチ画像 楽しい日曜大工

10数年前にツーバイ材で自作したウッドデッキの床が、かなり傷んできました。
本体はまだまだ使えそうなので、耐久性のある人工木材を床材に使ってリフォームしました。

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黙って耐えている姿が痛々しい

自作の木製ウッドデッキ。

2003年のゴールデンウィークに日曜大工で作りました。もう、かれこれ16年になります。

小さいけれど頑丈で、見た目もカッコよく、
作ったときはこんなにキレイだったのに……

長年の雨風に打たれ、劣化が進んできました。

黙って耐えている姿が痛々しい…

作る前、どんな構造にしようか、材料は何を使おうか、とずいぶん考えました。
簡単な図面を描いて、ホームセンターでツーバイ材を買い揃え、電動工具も購入し、現場に合わせて自作したので、とても愛着があります。

実は、これまでに2回ほど、修理をしました。
最初は5年くらい経ったころで、傷んだ床の塗装をサンダーで剥がし、再塗装しました。
2回目は、さらに4年ほど経ったとき、床板を全部張り替えました。

床板の張り替え。息子と娘「面白そう、やらせてよ。」 

そして、丸16年が経ちました。
もっと小まめに塗装してメンテナンスをしてやってれば…、と言ってもあとの祭り。
フレームは、十分すぎるほど頑丈に作ったので、雨で少し腐りかけの部分はありますが、まだまだ寿命ではありません。
私にとってはかわいいデッキなので、ゴールデンウィークにお色直ししてやろうと計画しました。

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お色直しのポイントは

こんな痛々しい姿を、どんな方法でリフォームするか考えました。

フレームはまだ使えそうだ。床板の張り替えをしようか、見た目もちょっと変えてお色直しというか…
以前から気になっていたのが、近所の新築の家で見かける人工木材のデッキです。
天然木の方が、木目などにばらつきがあって味がありますが、人工木の方は整然として非常にキレイな仕上がりです。

うーむ、今回のリニューアルのボイントは人工木材だ!

ネットで探してみたら、たくさんの種類が出回っていました。
雨に濡れても腐らないし、色あせも少なくメンテナンスフリーというのが共通した特長です。
キレイというより、むしろこの特長の方が選択の理由になりますね。

ゴールデンウィーク前に材料を確保しなくちゃ、というわけで、ネットで探した商品の説明や価格などを検討して、アートウッドというメーカーの「Eee-Wood」という製品を購入しました。
ホームセンターでも人工木材を見かけましたが、価格も高かったので、こちらの方が良さそうです。

Eee-Woodの中空デッキ材

注文したのは、写真中央のライトブラウン色です。
のこぎりで切ったり、ドリルで穴をあけたり…天然木と同じように扱えるそうです。

ゴールデンウィークの数日前に届きました。 休みが待ち遠しい…

中空デッキ材は、【訳あり】のアウトレット品として販売されているものを購入しました。
正規品より単価が1,000円ほど安いのですが、届いた商品は包装が一部破れていた程度で、全く問題ありませんでした。

それにしても、人工木材って結構な値段ですね、でも、それなりのメリットはありそうです。

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時の流れは甘くない

お色直しを始めたい…
けれどもゴールデンウィークの始まり2日間は雨…  こればっかりは仕方ないですね。
3日目は晴れ、やっと取り掛かれます。

床板を取り外してみました。見た目、しっかりしています。

ところが…
根太と脚を取り外してみると…

がーん!

こんなに腐ってるの…

床板だけ取り換えようと思ってたのに。結構、面倒くさいことになったな…

デッキの上にはテラス屋根があって、雨はかなりしのげるのですが、庭の方に出ているところはやはり濡れるので、腐ってしまったのでしょう。
16年という時の流れは甘くなかった…

フレームの一部は交換しないといかんね、ということで、ホームセンターに直行。
2×6材を1本購入して塗装をしました。

塗装した2×6材と、取り外していた脚を元どおりにボルトとコーススレッドで固定しました。

さらに取り外していた根太を取り付けて…

定位置に戻してみました。

いよいよ、今回購入したEee-Woodの床材を張っていきます。
完成に近づいたので、気分も盛り上がってきますね。

板と板をビス1本のジョイントで繋いでいきます。とても簡単ですね。

あと1枚を残すところまできました。

ここで問題が発生。
最後の1枚がフレームからはみ出すことは事前に予想していたのですが、思ったよりも大きくはみ出すので、フレーム側に下地を少し足さないといけなくなってしまいました。 またまたホームセンターに直行。

4センチ角のホワイトウッドを購入して塗装し、段差のないよう慎重にフレームに取り付けました。

下地ができたので、最後の1枚をビス止めで貼りつけ、木口にはキャップを取り付けました。

最後の1枚の反対側の端はテラス屋根の柱と干渉するので、切り欠きをしました。
Eee-Woodはのこぎりで簡単に加工できます。
中空材ではあるし、天然木よりカットしやすい感じ。

イメージ 一新! 若返りました。

思った以上の仕上がりかな。
床材がフレームより少し大きめになり、雨が天然木部分にもかかりにくくなったので寿命も伸びそうです。
天然木のようなささくれもなく、すべすべの人工木材は撫で撫でしても大丈夫。

奥さんがひとこと言いました。「コンロ出して焼肉しようね♪」(おわり)

あぁ 楽しいDIYの時間が終わってしまった…
次は何をしようかな。