DIYでおうちが焼き肉屋さん【わが家バージョン】

生活を楽しむ道具

おうち焼き肉するときのニオイと煙って厄介ですね。
焼き肉屋さんのような排煙ダクトがあればいいのに‥

息子宅で焼き肉をしたとき手作りの排煙ダクトがあって、とても効果的でした。
これさえあればおうちが焼き肉屋さん‥ということで、わが家バージョンを作ってみました。

わが家バージョンは、もともとダイニングに取り付けてあった換気扇が利用できたのでラッキーでした。
どこでも入手できる材料と強力なダクトファンを使って作る場合は、こちらの息子宅バージョンの記事が参考になりますよ。↓↓↓

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使える排煙装置とは?

効果的な排煙装置にするには何がポイントでしょう。

焼き肉をすると、熱せられた油煙が勢いよく立ち昇ります。
これを逃さずキャッチして排出するポイントは、
①調理器の上を十二分に覆える大きさのフード。
②立ち昇ってくる油煙を、フードの外にあふれさせない風量(ファンの能力)。
といったところでしょうか。

そうすると、使い方のポイントも決まってきますね。

  • 無風の場所で使用する。
  • なるべく調理器の真上、近いところにフードをセットする。
  • 部屋は閉めきらず、他の換気扇などを使用しない。部屋が負圧になってファンの能力が落ちてしまいますからね。
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クールな外観と見える美味しさ

息子宅では中蓮の窓を利用してダクトファンを設置していましたが、わが家のダイニングは掃き出し窓なので、ダクトファンの設置場所に困ります。

代わりになるものとして、ダイニングの換気扇に目を付けました。
小さいので風量が気になるのと、つなぐ方法が問題ですけど‥

これを使って、脱着簡単、見映えも良くて実用に耐えるものにしよう。

特にこだわりたいことは二つ‥
・チープさを感じさせないクールな外観にする。
・フード下が明るく、焼け具合が美味しく見える。

そうすると、フードは透明な素材がいいですね。
近くのホームセンターを探検してみました。

弁当容器のコーナーのプラ製オードブル皿、その透明なフタは使えそう。
さらに園芸コーナーに行くと、「苗フード」が目に止まりました。

サイズは35㎝径の大型、タテ方向もやたら大きいですが、ペコペコの薄さで軽いです。
透明なので影ができにくく、照明を追加しなくても肉の焼け具合がよくわかりそう。
フィルターは、キッチンの換気扇で使うシートをカットして使えばいいし。

これに決まり。

アルミのフレキシブルダクトは3m用。
それと焼き網。フィルターを貼り付けるつもりでしたが、結局使いませんでした。

あとは、苗フードとアルミダクトと換気扇と、バラバラなのをどうやってつなぐか‥これが難題です。

ヘタな工作をしてもうまくいく自信はないし、ここは3Dプリンターで対象物にあわせて作るのが近道のようです。
どんな形にしようかあれこれ考えるのも楽しいですし。

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アイデアと工夫が楽しいパーツづくり

3Dプリンターは、サイズの制約と積層方式により造形方向に得手不得手があります。
そこはパーツの形を考えるときの大事なポイント。

換気扇アダプター

換気扇カバーの取り外しは簡単。
中は、思いのほか複雑な形ですね。

ダクトと換気扇の接続部で空気が漏れるようだと役に立ちません。
換気扇の外形、吸い込み口の径や位置関係など、寸法を細かく測る必要があります。
Fusion360を使って、空気を漏らさず固定できそうな構造を考えながらモデリングしました。

そしてプリント。
フィラメントはPETGというペットボトルのような素材です。

アダプターの換気扇側
アダプターのダクト側

こうして作った換気扇アダプターの全パーツ。

組み立てるとこんな感じ。
黒いリングは内側がテーパー状になっているので、ダクトをはめたあと奥にスライドさせると締め付けることができます。

換気扇に取り付けたところ。

下からのアングル。
黒いステーが換気扇の外枠をつかんでいます。

フードコネクター

苗フードは、上部をダクトの径に合わせて丸く切り抜きます。
フードには、通気のためか小さな穴が12個開いています。
塞がないと能力が落ちるので、フードコネクターの取付用に穴を利用しました。

フードコネクターのパーツ。

フードに取り付けたところ。
12個の穴にコネクターの突起をはめて、さらにゴムのようなTPU素材のリングで挟む構造にしました。

裏側から見たところ。
白くて丸い輪と四隅の白い部分はマジックテープ(オス)です。
不織布フィルターの布目は、マジックテープと相性バッチリ。

ダクトハンガー

ダクトを天井から吊り下げるために必要なパーツを作りました。

左上の白くて吸盤のような形のパーツを天井にビスで固定し、黒いリングをダクトに巻き付けて、天井から棒で吊るします。

棒はダイソーの突っ張り棒で、長さが54~90cmに変えられます。
両端を自作のキャップに交換し、ねじフックを取り付けました。

組み立てたらこんな姿になります。

アルミダクトがクールに見えるのは、自画自賛でしょうね‥

各接続部分はこんなになってます。

換気扇アダプター

蝶ナットを緩めて上下の黒いステーを拡げれば簡単に取り外せます。

ダクトハンガー

ダクトを吊るすリングは、柔らかいTPU製です。
四角いパーツを根元側にスライドさせると輪が締まります。

吸い込みフード

ダクトの挿入部は換気扇側と同じ構造です。

下から見たフィルター。

ダクトやフードなど各部が簡単に脱着できるので、組み立てや分解は数分でできてしまいます。
収納するときはアルミダクトを縮めればかなりコンパクトになりますが、耐久性がちょっと心配です。

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わが家バージョンの性能やいかに?

お試しは「やきまる」くんで

さあ、これからお試し、ていうかお楽しみのやきにくー

登場したのはイワタニの「やきまる」くん。

焼く前の準備は、中の受け皿に水を張るだけ。
点火後2,3分したら焼ける温度になるので、あとは焼きながら火力を調節します。
余計な肉の脂は鉄板のスリットから流れ落ちるので、ホットプレートのように肉が油まみれになることはありません。

スモークレス焼き肉グリルというだけに、煙は非常に少ないです。
これを買ってから、部屋の汚れをあまり気にせずおうち焼き肉をしていました。
とは言っても、やはり床が多少滑りやすくなりニオイも1~2日は残るので、見えないようでも実際はかなり油が飛んでいるのでしょうね。

解説はさておき、さあ、焼くぞ‥

透明なフードは明りを遮らないので、お肉の焼け具合が良くわかります。

やっぱ、(高い)お肉はおいしいなー
ぷはぁー

ビール飲み干して、食欲すすむ君ですねー

ハッ、そうだ、煙の吸い込み具合は‥

もともと煙はあまり出ないのですが、時折り脂身が焼けてジョワッと立ち昇る煙は、そのまますうっと吸い込まれていきます。

ただ、ちょっと気になっていたことがあって‥
フードはプラ製、フィルターは難燃性の不織布。
どちらも熱には弱い素材なので、変形したり穴が開いたりしないか心配でした。

大丈夫。
フィルターの下に手をかざすと、相当熱気が上がってきますが、周囲の空気も一緒に取り込まれるので、ダメージを受けないレベルまで温度を下げてくれるようです。
少なくとも、この写真の距離で「やきまる」くんに使用する場合は問題ありませんでした。

400グラムのお肉を焼くとフィルターはこんな状態に。
かなり油を吸収しているみたいです。
「やきまる」くんでも、これだけ部屋の中に飛散していたわけですね。

フィルターでろ過した後のフードの内部はどうでしょう。
見た目では油分を確認できません。
手で撫でてみてもあまり油分を感じないので、かなり濾過されているようです。
数回使った後なら油分の付着がハッキリ分かるかなというレベルです。

さて翌朝‥ 
おぉー、ニオイ残りはないし、床も滑らない。

小型の換気扇では風量が心配でしたが、「やきまる」くんで焼き肉する分には全く問題なし。
これからも、おうち焼き肉をするときに活躍してくれるでしょう。

直火のコンロでも大丈夫?

あと、炭火とかイワタニの「炉端大将」なんかで焼き鳥もしてみたい。
もっと盛大に煙と熱が発生するに違いないけど、大丈夫かな?‥

想像するに、熱で真上に立ちのぼる煙や油煙はほとんどキャッチできそうですが‥
直火や赤熱プレートに落ちた脂が弾けるように燃えて、油の粒子が斜めや横に飛散したらどうなるかな‥

さらに心配なのは、落ちた脂が燃え上がり、化繊のフィルターと極薄プラスチック製のフードが溶けたり変形したりしないか‥

あれこれ想像するより、やってみるしかないですね。
一応‥即、庭に移れる準備もしといて、ね。

そのレポートはまた今度。

その後の、イワタニ「炉端大将」で試したレポート。

タカをくくっていて、即、庭に移れる準備を怠っていました。
部屋が煙モウモウになって大失敗!
2,3日臭くて、奥さんからは 最悪ー の評価。

思うに、熱対策のためフードの位置を高くしたのと、換気扇の絶対的な風量不足が原因です。
脂が燃えて発生する大量の煙を吸い込み切れませんでした。

  

ということで、この排煙装置は、しばらく「やきまる」くん専用ってことにします。

起死回生の改良策は、大風量の換気扇に交換することかな。
捲土重来を期しましょう、そのうちに。

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