いつまで使える?電動歯ブラシ【DIYで充電池交換】

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電動歯ブラシの寿命を延ばそう

ブラウン オーラルBに内蔵された充電池を、DIYで交換しました。
本体から電池を取り出すには、ちょっとしたコツがあります。

この記事では、本体の分解や充電池の取り出し方、交換電池の調達法など、充電池を自分で交換する方法を紹介しています。

寿命のネックは内蔵電池

いつも使っているブラウンの電動歯ブラシ。

ブラウン オーラルB 5000 デンタプライド D325365X
スマートガイド付き

長男が歯科医になって間もない頃にプレゼントしてくれたものです。
もう、かれこれ11年余り、毎日使っています。

初期と比べれば音も振動も大きくなっていますが、動作に問題はありません。

この電動歯ブラシは、シャフトが高速で往復回転運動します。
小さい割に動きが激しいのですが、メカの耐久性は十分のようです。

ただ、ここ最近、めいっぱい充電しても短時間で消耗するようになりました。
怪しいと感じ始めたら、充電池の劣化は一気に進みます。

なにせ長期間使っているので、実は、充電池がダメになるのはこれが最初ではありません。
これまでに3回交換していて、今回で4回目。
2年から3年半くらいのサイクルで交換しています。

消耗品の回転ブラシは今でも購入できるし、こうなったらいつまでもつのか、とことん使うつもりです。

充電池を手に入れよう

電動ツールを分解して内蔵充電池を確認してみると、サイズが特殊なものが多いのですが、バッテリー専門のネットショップなら購入できると思います。

ブラウン オーラルBに内蔵されているニッケル水素電池は、4/5Aというサイズ。
直径17㎜×長さ43mm、単3より太くて短いです。
何度か利用した「バッテリースペース」というネットショップで購入しました。

FDK(旧SANYO)) 4/5A タブ付 ニッケル水素電池 2150mAh

現在使用中のもこれと同じ製品ですが、3年半もってくれたので、今回も同じものにしました。価格は、送料込み1,000円ちょっとです。

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ブラウン オーラルBの充電池交換

この製品は2009年発売の古い機種。
充電池がダメになって放置されているものがあれば、電池交換で復活できるかもしれません。交換方法を載せておきたいと思います。
ただし、実際に動くかどうか、あくまで自己責任になりますけど。

交換作業は、一体化しているメカと回路基板を本体から取り出し、基板に直付けされた電池を新しいものと取り替えます。

分解のコツ

まず、本体の先端部分のキャップをドライバーの先で抉って外します。

次に本体の底のキャップを外します。

外し方のヒントは、充電器の側面にあります。
本体の底に充電器の突起を当て、回転させる図です。

充電器の突起と同形の、本体底のくぼみ。
両者をはめ込んで、ネジを緩める要領で回します。

底のキャップを外したところ。
青い防水ラバーが本体に密着しているので、少し力が要りました。

充電台に置く位置に、コイルがあります。

無接点充電なので、このコイルに電磁誘導の電流を発生させて充電しています。
2150mAhの充電池を10時間程度で充電するので、充電電流は200mAくらいですね。

次は、ボディからメカ&回路基板を取り出すのですが、初めて電池交換した時は、取り出し方がすぐにわからなくて困りました。

製造技術の進化で、ネジを使わずハメ込んで組み立てられているものが多いのですが、充電池交換など分解を想定したものは、開け方のポイントがどこかにあるはずです。

下の画像は、メカ&回路基板を一部抜き出したところ。

ボディの中では、赤い矢印の突起が内側の段差に掛かって固定されています。
なので、先端側から回転軸を軽く押しながら、黄色矢印のあたりを押さえて突起を引っ込めてやれば、ボディから抜き出せます。

指で両側をつまめば引き抜くことができるかもしれませんが、コイル部分を傷めそうなので、精密ドライバー2本で押さえて外しました。

充電池の交換方法

充電池は、液晶パネルの下でタブがハンダ付けされています。
パネルは、赤丸のところの、基板を抱えるようにしている両側の足を広げれば外せます。

黄色の丸印のところのハンダを取り除き、電池を外します。

ハンダ吸取り線で、盛られたハンダを吸い取れば‥

タブ周りのハンダがすっかり除かれました。

新しい電池のタブを基板に挿すには、細く加工しないといけないので、それをしなくて済むように、基板にリード線を付けました。

電池を本体に収め、電池のタブにハンダ付けをして完成。

液晶パネルを載せると通電して、残量がカラの表示が現れました。

電池交換は完了しましたが、長年使ったメカ部分も気になるところ。

メンテできるチャンスなので、ボディに収める前にタミヤのセラグリスHGを塗っておきました

あとは簡単。
メカ&回路基板は、ボディにカチッと差し込むだけ。
底のキャップと先端のリングを元どおりに取り付けますが‥
リングの方は、固くて力ずくでした…

交換作業終了。
定位置に戻して、さっそく充電。

これでまた快適に使えるはずですが‥
果たして、5回目の交換はあるのかなー?

進化の速いIT機器はともかく、技術もこなれて耐久性もある電動ツールが、バッテリーと運命を共にするなんてもったいないですね。

充電池がヘタったら、さて、どうやって分解する?バッテリー交換は可能?
なんて、頭をひねるのは楽しいし、うまくいけばしめしめ‥♪

願わくば、簡単に充電池を交換できる仕様にして欲しいなー