DIYで復活!パンが焼けないオーブントースター

siroca オーブントースター ST-4A251 生活を楽しむ道具

壊れて使用できなくなったオーブントースター。

タイマースイッチはカチカチ音をたてますが、ヒーターは赤熱しません。

もしかして温度ヒューズの断線?

DIYで部品交換してみたら、おいしいトーストが焼けるようになりました。

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オンボロの代わりは故障品

2000年製のオンボロなオーブントースター。
使い込んだ外見は良しとして、調理中、たまにタイマーがバネの反発に負け、一気に0に戻ってしまうのが困りもの。

20年以上使用したオーブントースターの外観

何度か買い替えを検討しました。

オーブントースターというもの、機能も価格もピンキリですね。
物色するうちに選ぶのが面倒臭くなり、

たにしよう…

というわけで、今に至りました。

先日、長男宅を訪ねたときに、部屋の隅に故障したオーブントースターがありました。
すでに新しいトースターを買ったそうで、もはや捨てられる運命。

まだ新しく、見た目も立派、修理してわが家の古いトースターと交換できたらラッキーですね♪

ということで、もらってきました。

故障したsiroca オーブントースター すばやき ST-4A251

機種は、siroca オーブントースター すばやき ST-4A251

siroca オーブントースター すばやき ST-4A251の外観

メーカーによれば、
瞬間発熱とコンベクション機能の熱風循環で、4枚のトーストを素早く焼き上げる。短時間で焼くので水分が保たれ、外はカリッ、中はしっとりもちもち … 
なんだそう。
ピザやノンフライ唐揚げの調理にも対応、とあります。

うーん、オーブントースターとしては、かなりいいもののようだ…
ぜひ、復活させて古いトースターを替えたい‼

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故障の原因を探す

オーブントースターのトラブルは、タイマースイッチかサーモスタット、または温度ヒューズかで、わりと単純です。

タイマーは動けど通電しないことから、おそらく温度ヒューズが断線しているのでしょう。
温度ヒューズは本体の異常過熱で切れますから、そうなった原因として、サーモスタットに不具合があるのかもしれません。

まずは温度ヒューズの交換でヒーターを復活させてから、サーモスタットの機能も確認しないといけませんね。

温度ヒューズは、庫内の熱が安定して伝わりやすい場所に取り付けられているはずです。

まずは本体のケースを外してみます。

前面の扉の外し方は、取説にあるとおり…

扉を開けたsiroca オーブントースター すばやき ST-4A251

前面に見えるネジを外して化粧パーツを取ります。

siroca オーブントースター すばやき ST-4A251の分解手順⓵
siroca オーブントースター すばやき ST-4A251の分解手順②
前面

本体裏側は、上下2分割にカバーされています。

siroca オーブントースター すばやき ST-4A251の分解手順③
後背部

下側のカバーを外したところ。

siroca オーブントースター すばやき ST-4A251の分解手順④
後背部

上側も。
コンベクションのファンモーターが現れました。

siroca オーブントースター すばやき ST-4A251の分解手順⑤
後背部

底のネジ位置。
ネジを全部取ったらケースを外すことができます。

siroca オーブントースター すばやき ST-4A251の分解手順⑥
底面
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温度ヒューズを交換する

裸状態になった内部の左側面。
配線は耐熱仕様ですね。

siroca オーブントースター すばやき ST-4A251の内部
左側面

こちらは後面。

siroca オーブントースター すばやき ST-4A251の内部
後背部

最後に右側面。
温度ヒューズはどこに?

よく見ると、配線の途中に金具で固定されているところがありました。

siroca オーブントースター すばやき ST-4A251の内部
右側面

耐熱チューブに覆われていますが、ここに温度ヒューズがありそうです。

siroca オーブントースター すばやき ST-4A251の内部
右側面の温度ヒューズの取付状態

金具を外してチューブをずらしてみると…

siroca オーブントースター すばやき ST-4A251の温度ヒューズ

ありました。

テスターで調べると断線が判明、交換するしかありません。

温度ヒューズの定格は、216℃ 15A。

温度ヒューズの定格の表示

これはネットで調達した交換用温度ヒューズで、 214℃ 15A。

交換用の温度ヒューズ

216℃のものもありましたが、圧着スリーブ付きのこちらを選択。
2℃低くても問題ないでしょう。

手持ちの圧着ペンチでしっかり接続できました。

交換後の温度ヒューズ

温度ヒューズの位置を確かめて本体に固定。

交換した温度ヒューズの取付状態

元どおりに組み立て、修理完了です。

修理を終えたオーブントースター

さてさて電気をつないで、と…

おおー 

修理したオーブントースターの試運転(通電状態)

サイズ的にも、古いオーブントースターのあった場所にうまく収まり、めでたし目出度し。

キッチンに置かれたsiroca オーブントースター すばやき ST-4A251
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まとめ

温度ヒューズは、本体が異常過熱すると、内部が断線して電気を遮断し、火災に至らないようにする安全装置です。
今回、ヒューズの交換でトースターが復活したのは良かったのですが、もやもやするのは、安全装置が働いた原因がわからないことです。
一般的に考えられるのは、サーモスタットの不具合や、狭く囲われた場所での使用ですね。

なので、今後使用を続けるには、本体の周りに十分スペースを取り、サーモスタットが正常に機能することを確認する必要があります。

まあ、今のところはヒーターがオンオフを繰り返し、正常に動作してくれているようですが…
しばらくは注意しながら使おうと思います。

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ついでの修理

余談ですが、修理中、タイマーのツマミが緩く、抜けやすいことに気づきました。

siroca オーブントースター すばやき ST-4A251のタイマーツマミ

軸を挿すところに亀裂があり、破損するのは時間の問題。
力を込めてゼンマイを巻くツマミですから、この部分はもう少し肉厚にすべきですね。

タイマーツマミの傷んだ部分

アマゾンの製品レビューでも、ツマミの破損について投稿がいくつもありました。

さて、プラスチック部品の補修には、いつもの「プラリペア」。
割れたり欠けたりした部分を強力に補修することができます。

タイマーツマミと補修に使用するプラリペア

亀裂に沿ってV字の溝を掘り、補修剤の接着面積を増やしてやります。

補修作業中のタイマーツマミ①
ルーターによるV字カット

溶剤が滲み出る針の先にパウダーを盛り付け、溝の部分を埋めていきます。

補修作業中のタイマーツマミ②
パウダーの盛り付け

このように盛れば補修箇所の強度は十分、再度割れるとしたら別の場所になると思います。

補修を終えたタイマーツマミ

これでもう安心 ♪