気候の良い時季には、お出かけしてアウトドアを満喫したくなりますね。
そんなときのために、N-VANのリアやサイドに取り付けられる、お手軽なテーブルを作りました。
気に入った場所でサッと広げたら、心地よいくつろぎスペースの出来上がり。
お手本は「Winpy- jijii」さん
N-VANの納車を控え、何気なく見ていた車中泊関連の動画に、ちょっと目を引くテーブルがありました。
N-VANで車中泊を楽しむ「Winpy- jijii」さんの動画です。
そのテーブルはサイズが2つ、車の中でも外でも使えて便利そうです。
シンプルで、DIYにもってこいな感じですね。
すばらしいアイデアをお手本にさせていただきます‥
納車後、早速、購入していたMGRベッドキットを組み立てました。
次は、イレクターパイプの取り付け。
荷室壁面のユーティリティナットにアタッチメントを取り付け、メタルジョイントでパイプを繋ぎます。
縦のパイプは、ベッドに上がり降りするときの手すり、水平のパイプはテーブルを載せるフレームとして使います。
だんだん、それらしくなってきましたね。
さて、早速ですが、完成したテーブル。
取り付け方によって、いろいろアレンジできます。
大テーブルは車内の幅一杯のサイズで、たくさん物が置けて便利。
高さを2段階に変えられるようにしていて、画像は高い位置のものです。
この高さだと膝を立てても当たらず、車中泊のとき、足元は広々。
高さの変更は、スペーサー(自作)を入れるだけです。
さらに、このテーブル、寒い時季にコタツでぬくぬくするときの天板の役割も果たします。
小テーブルは取り付けのバリエーションが豊富です。
水平パイプのジョイントは着脱可能。
片側を取り外しても、支柱が支えてくれます。
テーブルをタテ方向にしたところ。
奥の方にも設置。
リヤの車外にも設置できます。
お茶なら、小テーブルで十分。
大テーブルならランチも余裕ですね。
いろんな場面に使え、お役立ち度抜群のテーブルです。
自分としては、このままでも十分だと思っていたのですが‥
奥さん
クルマの後ろもいいけど、サイドだともっといいんじゃない?‥
うーむ‥ 確かに。
ちょっと難しいけど、DIYしてみよー
Winpy- jijiiさんのアイデアに感謝しつつ、
もうひと工夫、自分流のDIYをしてみました。
サイドもOK どこでもテーブル♪
N-VANのイチオシの魅力は、ボディ左側がセンターピラーレスになっているところ。
ドアを全開にすれば、柱のないあけっぴろげな空間が出現するのです。
N-VANをバックヤードにして、そばにテーブルとチェアを置けば、おうちの庭のサテライトスペースっていう感じでくつろげますね。
今日はお外で豆をゴリゴリ、素敵なコーヒータイムだねー♪
なんて妄想が浮かんできます‥
もちろん、テーブルはどんなのでもいいのですが、いつも積んでいるテーブルで可能ならば、それに越したことはないですね。
というわけで、頑張って、左カーサイドにも取り付けられるようにしました。
テーブルの材料と工作
天板は簡単、でもちょっと失敗
天板の材料は、ホームセンターでアカシア集成材の板(180cm×40cm)を購入。
長さ115cmと65cmの2枚に切り分け、角を丸く落としてヤスリがけすれば、ほぼ出来上がりです。
仕上げに表面を水性ニスで塗装したのですが、実は失敗でした。
まず、乾いた後、いくら時間が経ってもベタつくのです‥
安いダイソー商品だからというのでなく、水性ニスの特徴だそうです。
手触りが悪いのは100歩譲るとして、もう一つ、樹脂製品との相性が悪いのが致命的でした。
床に敷いた滑り止めシートが張り付いてしまうので、車載用のテーブルにはNGでしょう。
水性は扱いやすそうだからと、よく調べなかったのがトホホです。
いずれサンダーで削り、油性のニスで塗りなおすことになりそう‥
最後に、イレクターパイプのジョイント(J-46)と自作の脚固定パーツを取り付けて完成。
脚と取付アタッチメント
脚は2種類
室内用の脚は、イレクターパイプにアジャスター(EF-1200)を付けたもの。
外で使用するときの脚は、ホームセンターで見つけた掃除道具用のアルミ伸縮棒です。
両端は、脚らしい形に工作しました。
取付用のベースは3Dプリンターで自作したもの。
どちらの脚も共通で、ベースに差し込み、ノブボルトを締めるとガッチリ固定できます。
DIYするとき、市販の材料だけでは、なかなか目的に適うものがなかったりしますね。なので、近頃は3Dプリントした部品を使ってDIYすることが多くなりました。(リンク 3Dプリント活用DIY)
今回のテーブルもそうです。
20cmくらいまでの部品は、3Dプリンターの得意分野。
欲しいパーツが自作できるので、DIYの強い味方になっています。
始めたきっかけなどを記事にしていますので、関心があればご覧ください。(記事リンク)
リヤのアタッチメント
テーブルを車外に設置する場合、水平パイプの取り付け位置や方法が課題になります。
リヤは、ベッドキットの縦フレームにアタッチメントを取り付け、パイプを固定するようにしました。
縦のフレームに取り付けた白色のパーツは、3Dプリントしたものです。
下の画像は、裏側から見たアタッチメントの構造。
黒い2分割のパーツをフレームにねじで固定し、白色のパーツを被せる形で着脱できるようにしています。
使用しないときは、バックドアに干渉しないよう逆向きにしておきます。
サイドのアタッチメント
左のドアを開けたところ。
サイドにはベッドキットの縦フレームが1本しかなく、難易度が高いです。
リヤと同じ取り付け方をするには、もう1本タテの支柱が必要ですね。
そこで作ったのが、このパーツ。
ベッドのフレームにはめて固定できるようにしました。
使用時はこんな姿。
設置と分解は簡単です。
テーブル板を載せたところ。
こんな風に、リヤでもサイドでも、簡単に取り付けられるようになり‥
奥さん
いつものコーヒー、なんだかおいしいねー♪
こうして、いつでもお手軽 “どこでもテーブル” の妄想が実現したのでした。