気候の良い時季には、お出かけしてアウトドアを満喫したくなりますね。
そんなときのために、N-VANのリアやサイドに取り付けられる、お手軽なテーブルを作りました。
気に入った場所でサッと広げたら、心地よいくつろぎスペースの出来上がり。
お手本は「Winpy- jijii」さん
気になるテーブル
N-VANの納車待ちをしていた頃、YouTubeの動画を見ていたら、ちょっと惹かれるテーブルがありました。
N-VANで車中泊キャンプを楽しむ「Winpy- jijii」さんの動画です。
ベッドキットを装備したN-VANのユーティリティをアップする簡易テーブルで、サイズは2つ、車の内外で使えます。
すぐにセットできる手軽さもなかなかいいです。
シンプルで、DIYのココロをくすぐりますね。
このアイデアをお手本にさせていただきます‥
N-VANにベッドキット+イレクターパイプ
簡易テーブルは、ベッドキットを装備することで、便利さを発揮します。
車中泊を想定して納車前から購入していた「MGRベッドキット」を、早速、取り付けました。
次は、イレクターパイプの取り付け。
荷室壁面のユーティリティナットにアタッチメントを取り付け、メタルジョイントでパイプを繋ぎます。
縦のパイプは、ベッドに上がり降りするときの手すり、水平のパイプはテーブルを載せるフレームとして使います。
なんだか、わくわくしてきますね。
簡易テーブルの使い方
さて、いきなりで恐縮ですが、テーブルの完成した姿です。
作り方は後にして、まずは使い方を紹介。
取り付け方によって、いろいろアレンジできます。
大テーブルは車内の幅一杯のサイズで、たくさん物が置けて便利。
高さを、5cm違いで2段階に変えられるようにしています。
これは高い方の位置。
この高さだと、車中泊のとき、膝を立てても当たらなくて足元は広々。
自作のスペーサーを着脱して、高さを変えます。
さらに、このテーブル、寒い時季にコタツでぬくぬくするとき、天板の役割も果たします。
小テーブルは取り付けのバリエーションが豊富。
水平パイプのジョイントは着脱可能。
片側を取り外しても、支柱が支えてくれます。
テーブルをタテ方向にしたところ。
奥の方にも設置。
リヤの車外にも設置できます。
お茶なら、小テーブルで十分。
大テーブルならランチも余裕ですね。
いろんな場面に使え、お役立ち度抜群のテーブルです。
自分としては、このままでも十分だと思っていたのですが‥
奥さん
クルマの後ろもいいけど、サイドに取り付けるともっといいんじゃない?‥
うーむ‥ 確かに。
ちょっと難しいけど、DIYしてみようかな
Winpy- jijiiさんのアイデアに感謝しつつ、
ここからは、自分流のDIYをしてみました。
サイドもOK どこでもテーブル♪
N-VANならではの使い方
N-VANのイチオシの魅力は、ボディ左側がセンターピラーレスになっているところ。
ドアを全開にすれば、柱のないあけっぴろげな空間が出現するのです。
N-VANをバックヤードにして、そばにテーブルとチェアを置けば、おうちの庭のサテライトスペースっていう感じでくつろげますね。
今日はお外で豆をゴリゴリ、素敵なコーヒータイムだねー♪
なんて妄想が浮かんできます‥
もちろん、テーブルはどんなのでもいいのですが、いつも積んでいるテーブルで可能ならば、それに越したことはないですね。
というわけで、さらにDIYして、左カーサイドにも取り付けられるようにしました。
リアもサイドもOKの「どこでもテーブル」というわけですね。
どこでもテーブルの製作
天板の材料と工作
天板の材料は、ホームセンターでアカシア集成材の板(180cm×40cm)を購入。
長さ115cmと65cmの2枚に切り分け、角を丸く落としてヤスリがけすれば、ほぼ出来上がりです。
仕上げに表面を水性ニスで塗装したのですが、実は失敗でした。
何故かというと、乾いた後、いくら時間が経ってもベタつくのです‥
安いダイソー商品だからというのでなく、水性ニスの特徴だそうです。
手触りが悪いのは100歩譲るとして、もう一つ、樹脂製品との相性が悪いのが致命的でした。
床に敷いた滑り止めシートが張り付いてしまうので、車載用のテーブルにはNGでしょう。
水性は扱いやすそうだからと、よく調べなかったのがトホホです。
いずれサンダーで削り、油性のニスで塗りなおすことになりそう‥
最後に、イレクターパイプのジョイント(J-46)と自作の脚固定パーツを取り付けて完成。
脚と取付アタッチメント
テーブルの脚
室内用の脚は、イレクターパイプにアジャスター(EF-1200)を付けたもの。
外で使用する脚もイレクターパイプでいいのですが、ホームセンターで見つけた掃除道具用のアルミ伸縮棒を使うことにしました。
両端に工作をして、掃除道具には見えないようにしたつもり‥
取付用のベースは3Dプリンターで自作したもの。
どちらの脚も共通で、ベースに差し込み、ノブボルトを締めるとガッチリ固定できます。
リヤパイプ用のアタッチメント
テーブルを車外に設置する場合、水平パイプの取り付け位置や方法が課題になります。
リヤは、ベッドキットの縦フレームにアタッチメントを取り付け、パイプを固定するようにしました。
縦のフレームに取り付けた白色のパーツは、3Dプリントしたものです。
下の画像は、裏側から見たアタッチメントの構造。
黒い2分割のパーツをフレームにねじで固定し、白色のパーツを被せる形で着脱できるようにしています。
使用しないときは、バックドアに干渉しないよう逆向きにしておきます。
サイドパイプ用のアタッチメント
左のドアを開けたところ。
サイドにはベッドキットの縦フレームが1本しかなく、このままではパイプを取り付けることができません。
リヤと同じ取り付け方をするには、もう1本タテの支柱が必要ですね。
そこで作ったのが、このパーツ。
ベッドのフレームにはめて固定できるようにしました。
使用時はこんな状態。
設置と分解は簡単です。
テーブル天板を載せたところ。
こうして、リヤでもサイドでも、簡単に取り付けられるようになり‥
いつでもお手軽 “どこでもテーブル” が実現したのでした。
まとめ
今回のDIYは、Winpy- jijiiさんの素晴らしいテーブルのアイデアに感謝。
そのアイデアをさらに膨らませたのが、いつでもお手軽“どこでもテーブル”です。
コンセプトは、どんな場所でも、簡単に取り出して自由なレイアウトでN-VANに取り付けられること。
車中泊キャンプや遊びに出かけたりするときなどに、とても便利ですね。
簡単に着脱できることが大事で、脚の取付方やパイプの取り付け方を工夫し、独自のパーツも作りました。
天板の塗装で失敗もありましたが、ほぼ、満足のいくものができたと思います。
この記事で紹介した自作パーツを使ってみたい方がおられましたら、メルカリ にありますので、下のリンクでチェックしてみてください。 ⇩ ⇩