DIYに活用しようと思って始めた3Dプリンター。
「Tinkercad(ティンカーキャド)」のモデリングは思いのほか簡単で、ついに3Dプリンターを購入し、はじめの一歩を踏み出しました。
(こちらの記事 ↓ )
これに気を良くして、次に目をつけたのがTinkercadと同じAutodesk社の Fusion360 (フュージョンスリーシックスティー)。
扱いやすく、高度なモデリングができるそうな。
しかも無料だなんて…
マニュアル本で使い方を勉強して、3Dモデリングの世界にはまりこんでみようと意気込んだのですが‥
ムンクの叫び

えっ?
うかつにも、この本を開いたときにわかりました。
動作するパソコンの環境は64ビットなんだそうです。
家にはWindows7と10のパソコンがあるけど、全部32ビットだった。
いきなりの足下をすくわれた感、
ひゃーなんてこった!

トイレに駆け込んで、気づいたら女子トイレだった… みたいな。
気を取り直して、「32ビットを64ビットにしたい」などとネット検索すると、方法が見つかりました。
マイクロソフトから64ビットのWindows10をダウンロードしてインストールできるようです。
早速やってみました。
32ビットが元に入っているからか、認証もなくすんなりインストールできました。
続いて、Fusion360をダウンロードして、セットアップ完了。
ちゃんと動作してくれるみたいです。

試用期間がありますが、商用でなく個人使用なら、それ以降も継続して使えます。
使いやすいマニュアル本
Fusion360 (フュージョンスリーシックスティー)。
「 Fusion 360 マスターズガイド ベーシック編」をアマゾンで購入しました。
このガイド本は、解説に手を抜かず、操作方法を一つひとつ丁寧に記述してあるすぐれものです。
書いてあるとおりに操作していけば、基本操作と例題の作品ができてしまいます。
私がFusion 360を使い始めた後、ツールバーなどのユーザーインターフェイス(UI)がアップデートされましたが、本の方も改訂版で対応しているようです。
こういうツールは、時々、アップデートされるのは当たり前ですね、
Windowsだって何度もアップデートしてきてますし。
アッキーのペン立て
いよいよモデリングのお勉強。
Fusion 360 マスターズガイドの作例のひとつ「ペン立て」に挑戦します。
解説を見ながら、指示どおりに操作したらできてしまいます。
そうか、Fusion 360ではこうやって3Dの造形をするのか…
と、感心しながら進めていき…
いきなり after ①

いきなり after ②
もう、このデータでプリントしてしまいました。
上の図の方は表示が遠近法のモードでないので、写真と若干印象が違っていますね。

ここから before
Fusion 360は、前に使ったTinkercadと同じAutodesk社が提供しているのですが、造形の方法は全く違うので、目からウロコを落としながら造っていきました。

平面に、7㎝×7㎝の四角を描きます。

平面の四角を上方に10㎝押し出します。

側面に25度の角度の/ 線を描きます。

三角の面を、端まで押し出しカットします。

角柱の四辺の角を丸く修正します。

角柱の中を、3㎜の厚さを残してくり抜きます。

前面の1か所に飾りの円を描きます。

円を裏側の面まで押し出しカット、一度に両面の穴をあけます。

穴は、矩形パターンを指定すれば、両面一度にコピーできます。

側面に、テキストで「あっきぃ」の文字を描き、2㎜押し出します。

ミラーで、対称の面に「あっきぃ」をコピーすると鏡文字になります。

これでマスターズガイドの作例1が完成しました。

この作例で学習した操作は、これからいろいろに応用できそうです。
アッキーのペン立て おまけ
3Dプリントする過程を少しだけ載せてみます。







ノズルの下に足場がないところは苦手そう。

イビツな円になるかと思いきや、結構きれいにできています。


できました~
けなげに動いて、完成まで7時間30分!

奥さんが自分のペン立てにしようと、筆記具の束を握っています……
『あれ、あなたのブログネームって、”アッキー”diy じゃなかった?』

しまった…
最初だから心の余裕もなく、造るのがやっとでした。
失敗しても、楽しいDIYでした…