【DIYで電気工事】スイッチ増設で明るい玄関

LED玄関照明 お家で電気工事
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便利な階段照明

残念な玄関照明

わが家の玄関ホールの照明はちょっと残念。

スイッチが玄関の 上がりがまち から遠い位置にあるので、土間側から手を伸ばしても届きません。

なので、夜出かけるときは灯りを消してから土間で靴を履くことになり、帰宅したときはホールに上がるまで暗闇です。
仕方なく、小さな電池式の人感センサー付LEDランプで土間を照らすようにしていますが、とても暗い。

思い切って、土間側でも操作できるスイッチを増設することにしました。

「ペーパー電気工事士」ですが、必要な材料や配線の仕方は一応わかっているつもり。
果たしてうまくいくかな?

スイッチやコンセントの増設は電気工事士の資格がないと違法になります。
これがしたいばっかりに資格を取りました。
更新がなくて一生ものの資格なので、今後のDIYの役に立ちますよ。
資格の取り方に興味のある方は、記事の最後にリンクがあるので見てくださいね。

意外に身近な三路スイッチ

具体的には、現在の片切スイッチを、2か所のスイッチで操作できる「三路スイッチ」に替えます。

三路スイッチというのは耳慣れないかも知れませんが、実はよく使われている配線方法で、階段の照明スイッチが代表的なものです。

1階でも2階でも、自在に操作できる便利な階段照明。
普段、意識せずに使っていますよね。
同じ配線方法で、壁の土間側とホール側の両方にスイッチを配置すれば、不便は解消です。

片切スイッチの配線と、三路スイッチの配線はこんなイメージです。

三路スイッチは、押すたびに2つの接点のいずれかに切り替わります。
線をたどれば、どちらのスイッチでもON・OFFできることがわかりますよね。

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難しい配線ルート

DIYで見た目にこだわる

机上の計画は簡単なんですが、実際の作業では、追加するケーブルを通す場所を見つけるのが難題です。  

住宅の壁の中には、ボードを張るための間柱(まばしら)が入っているので、横方向にはケーブルを伸ばすことができません。

なので床下か天井裏を迂回させるか、それが無理なら、壁からいったん外に出し、スイッチ付近でまた引き込むしかありません。
壁の外に出した場合は、露出したケーブルをモールで隠すので、「あとから追加しました感」が残ります。

業者さんに頼めば、あまり手間暇かけられないので、おそらく壁から出すでしょうが、DIYでやるなら、時間も手間もかけ放題。
今回は、壁から出さずに見栄え良く配線ができたら成功ということにします。

まずは間柱の位置を確認

増設スイッチは、できるだけ玄関ドア寄りに取り付けたいのですが、まずは間柱の位置を確かめなくては。

壁裏センサーを使ってみます。
3枚の画像は、間柱の中心あたりで左右に3センチくらい動かしたときの表示です。
かなり正確そうな感じがしますね。
最近購入して使い慣れてないのですが‥

見つけた2本の間柱の位置にテープで目印を付けました。

床下か天井、どっちが正解?

床下か天井か、間柱を迂回してケーブルを引けるといいのですが‥

まずは床下から攻めてみます。

床下は窮屈ですが、目的の壁の下まで移動できるので、距離は関係ないですね。
ただ、目的の位置で壁の真下に穴を開けられるかどうかが問題です。

キッチンの床下収納庫を取り外して、床下に潜ってみました。

うーん、なんだか、とても無理な感じ‥

発泡断熱材が床裏の全面を覆っていて、壁のおよその位置はわかっても、断熱材と軽量鉄骨に阻まれて、穴を開ける位置をピンポイントで特定することができません。

パナホームで同じような工事の事例がないか、ネットで調べてみたのですが、パナホームは配線を後付けするのが難しい、なんてネガティブな情報だけでした。

ヘタをして、玄関か居間の床をドリルが突き破って‥なんて。
とても怖くてできません、早々にあきらめました。

気持ちがちょっとヘコみつつ、
今度は天井からアプローチします。

下の写真では、中央の壁を隔てて右側が居間の天井、左側は玄関です。
幸いなことに、居間の天井には、壁の近くにサーキュレーターが埋め込んであります。

玄関照明のスイッチの近くでもあるし、これを取り外して天井裏を覗けばケーブルの様子がわかりそうです。

サーキュレーターを取り外した穴から天井裏を探ってみると‥

天井裏の構造は、水平方向はとても広いのですが、上下の間隔は軽量鉄骨と木の枠なんかでとても狭いです。

電動ドリルを入れるスペースはないので、壁の上部あたりに新たな穴を開けるのはあきらめました。

既設のスイッチやコンセントがある壁の上あたりの木材には穴が開けられていて、そこから壁の中にケーブルが垂らしてあります。
鏡で見るとこんな感じ。
こちらの穴には玄関側の集合スイッチにつながるケーブルが入っています。

スイッチにつながるケーブル

こちらの穴は、居間側のコンセントとテレビコンセントに通じるケーブルが通してありました。

テレビアンテナコンセントとコンセントにつながるケーブル

写真の二つの穴の下は、同じ壁の中ですが、間柱に隔てられた別空間です。
2つの穴の間隔は90㎝くらいしかありません。
これを利用する場合、増設スイッチと既設スイッチの間隔はずいぶん近くなりそうですが、1mも離れていれば十分目的は果たせるので、これを利用することにしました。

っていうか、他に選択肢はありませんし‥
とりあえず成功の可能性が見えて、ほっとしました。

天井ルートで決まり、ですね。

プランのイメージ

この二つの穴で、ケーブルが壁の間柱をまたぐことが可能。
図で示すとこんな計画です。
可能な限り遠い、黄色い印の位置にスイッチを取り付けます。

天井から、この図のとおりにケーブルを通すことができれば、もうこっちのもの。

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既設配線の確認は慎重に

プランが定まったので、ホームセンターで必要な材料を買い揃えました。

ケーブルは少し余分に買って、トータル3000円くらい。

天井裏のすでにある穴から3Cケーブルの先を入れてみると、スペースはぎりぎりあるのですが、ケーブル同士の摩擦でなかなか入りません。

シリコンスプレーがあったのを思い出し、穴に向けてひと吹きしたら、ウソのようにスルスル‥ 全く問題なしです。

続いて、既設の配線を確かめます。

スイッチ部分の結線からケーブルを辿ってみると、天井裏の見えない所のジョイントボックスで中継され、あっちにもこっちにも‥?
予想と違いましたが、なんとか配線図にして理解ができました。

実際の住宅では、思ったよりも効率よく配線されていて、残念ながら「ペーパー電気工事士」の未熟さを実感させられました。

さあ、スイッチ増設のめどは立ったし、あとは作業をどんどん進めていけばいいだけ‥
(ウキウキ気分も束の間、あとで奈落に転落しました。それは後ほど‥)

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トホホな出来事で作業が中断

いよいよ壁にスイッチ取り付け穴をあけます。

四角い穴の形をマークして、特製ビニール袋で養生完了。

石膏ボードなので、粉がたくさん出ますが、こんな風にボール紙で作った枠をビニール袋の口にはめて貼り付けておけば、周りを汚すことはありません。

ドリルで四隅に穴を開け、その穴から引廻し鋸でボードを切り取ります。

さてさて、開けた穴からケーブルを引っ張り出して、三路スイッチを接続しましょうかねー♪‥

方法は、先を曲げた太い針金を穴に突っ込んで、ケーブルの先に付けた結束バンドを引っかけて引き出すつもり‥
こんなイメージ。

穴にするすると針金を突っ込むと‥

コツン?、コツン?? あれっ、何かある
ひょっとして間柱 

壁うらセンサーでチェックしたのに、なんで?
壁の工事がカベにぶち当たるなんて、洒落にもなりません
トホホ‥

途方に暮れて作業は中断、見ていた奥さんが言いました。

電気工事士、返上したら?

しませんって

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知恵と道具で間柱貫通

念には念を‥壁裏センサー

壁裏センサーの故障?

センサーは、素材や厚みに応じていくつかモードがあり、木製の柱の場合、壁ボードの厚さに応じて3つのモードから選択するようになっています。

厚さ1.25㎝のモードで検知できていたのですが、何故かこの1本だけ反応がなかったのです。2.5㎝のモードにしてみると検知しました。
何度やっても同じなので、他の間柱とは何か違いがあるのかもしれません。
ちょっと念を入れて2.5㎝のモードも試してみれば良かったのですが、この手の道具は、使い慣れてコツをつかまないとだめですね。

木工ドリルはラチェットでもOK

開けた穴は元に戻せないし、嘆いてもあとのまつり。現実を直視するしかありません。
前向きに打開策を考えました‥

間柱(黄線)は、開けた穴の右端から30㎝の位置にあります。
横からドリルで間柱ののところに穴を開けられないだろうか。

木工ドリルの刃先をよく見ると、中心がスクリューになっているので、ゆっくりでも、ねじ込むにつれて木を削りながら刃先が進んでいきそうです。

木工ドリルの直径は15mm、長さは20cmほど。
スイッチ穴には入りそうですが、どうやって回転させたらいいんだろう?

使えそうな道具はこれだけ。
ワンタッチビットジョイントとチャックアダプターは、六角ビットをつなぐことができます。
そして薄型ラチェットドライバー。

これらを組み合わせてドリル刃を延長し、薄型ラチェットで回してみよう。

テープを貼ったところが間柱の位置。

ビットジョイントでドライバービットを継ぐと、ちょうど良い長さに。

間柱まで届いて、ラチェットで回せそう。

刃先が進んだときには、さらにチャックアダプターを継いでこの長さに。
結んである黄色い糸は、誤って壁裏に落としてしまったときの命綱。

穴の周りを養生テープで保護しました。作業中に傷まないし、粉で汚れなくて快適。

薄型ラチェットでキコキコ、時間がかかるものの、少しずつ前に進む手ごたえあり。

回転の重さが急に無くなって、ついに貫通!
と言っても、中は見えないんですけどね‥

知恵と道具で間柱貫通‥でした。

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にわか釣り名人

間柱に直径15mmの穴が開きました。
3Cケーブルは幅が12mm、ビニールの被覆に覆われて結構硬く、木材との摩擦もかなり大きいです。
穴に対してケーブルを真っすぐな状態にしないと、通すのが難しいでしょう。
ここも工夫が要るところです。

当初考えていた太い針金でひっかけて穴に引き込む方法は、穴が小さすぎてとても無理。

あらためて壁の中のケーブルを外に取り出す方法を考えました。

現状で利用できそうなもの‥
ラッキーなことに、壁の居間側にコンセントが二つあります。
ケーブルを床まで垂らせば、コンセント穴から引き出せます。
一方、玄関側に開けたスイッチ穴から糸を入れ、間柱の穴を通して床まで垂らすことができれば、ケーブルに結びつけることができそうです。

直径13mm径のプラスチック管が手元にあったので、いいアイデアを思いつきました。

5mmのボルトナットを、オモリ代わりに糸で結んで管に通します。

管を間柱の穴に通し、糸を送り込んでやれば、ボルトの重さで床まで降りていくでしょう。

糸とケーブルをコンセント穴から引き出し、ケーブルの先につけていた結束バンドの輪に結びつけます。
この糸を引っ張れば、ケーブルがついてくるはず‥

なんだか、ウキウキしますね。

玄関側の壁に開けた小さな穴、糸を垂らして釣り上げるさまはワカサギ釣り?

ひとりでは無理なので、糸は奥さんに引いてもらい、私が天井裏からケーブル先端の位置を間柱の穴と同じ高さになるよう調整します。

ケーブルには予め50センチ刻みで印をつけておいたので、天井の穴から何センチくらい入っているかわかります。

ここぞの位置で、奥さんがちょんちょんとアタリをつけるように糸を引くと、ワカサギならぬウナギ、いや、ケーブルがニョロッと出てきました。

奥さん、「おぉー」

私、「いよっ 釣り名人!」

楽しいなー

もう一方の既設スイッチ側のケーブルは、真上の穴から垂らすだけなので、なんの工夫も要りません。

あとは、うきうきしながらスイッチ部分を組み付けたら終わりです。

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大成功 マイナス★1つ

三路スイッチの接続は間違えないよう慎重に作業します。

スイッチや金具の取り付け方は、前にブログで紹介したようなやり方で、もう慣れました。

ついに完成しました。

大成功。

増設したスイッチの位置は、既設スイッチと1.5mしか離れていませんが、作業の大変さは想像以上でした。
途中、いろいろ知恵と工夫が必要な場面に遭遇しましたが、最後に完成できて楽しさ倍増、これがDIYの醍醐味ですね。

気を良くして、用もないのに点けたり消したり‥

ただし、1点だけ気になることが。

ほたるスイッチなのに、2つともホタルが点灯しないのです。
白熱電球からLEDに交換したときによくある不具合らしいのですが‥

ホタルはやっぱり光らないと寂しい‥
これを解決したら次の記事に載せることにします。

なので、今は「大成功」からマイナス★1つ、「ふつうの成功」ってことにしておきます。

  

 ホタルが光りました。記事はこちら ↓ 

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