意味不明のタイトルですみません…
実は、クルマで帰宅したときに、カーポート照明を点灯すると、リビングの壁にあるパイロットランプから「ただいま」のメロディが流れるという意味なんです。
必要を感じて、ちょっとの遊び心で自作したメロディ機能付きパイロットランプを紹介します。
光と音で知らせるパイロットランプ
数年前にDIYで取り付けたカーポート照明は、支柱に設置したスイッチと無線リモコンで操作できます。
ただ、家の中からは点灯状態が見えにくいため、リビングの壁に消し忘れ防止用にパイロットランプを取り付けました。

おかげで消し忘れはなくなり、さらにはオマケの効果も…
夜、家族が帰宅したことがランプの点灯でわかり、玄関のカギを開けてあげるなんてこともできたりします。
ただ、100点満点かというと…
何かに集中していると、ランプの点灯に気づくのが遅くなることがあります。
欲をいえば、ランプの点灯と同時に音が出て欲しい。
音なら勝手に耳に入ってきますし。
パイロットランプから何か音を出す方法はないかな…
できれば警告音でなく、ほっこりするメロディだと楽しいですね。
音の出るパイロットランプを自作する
音源と鳴らす仕組み
まずは、市販品で音が鳴るパイロットランプはないかとネットで探してみましたが、見当たりません。
もっとも、音の出るパイロットランプなんてあまり需要がないのかも。
カーポートの照明のように、短時間の使用かつ消し忘れる恐れのある設備なら有用ですが、一般的な用途でのパイロットランプは、音が鳴り続けたらうるさいですし…
ならば、自作しようか…
ということで、元のパイロットランプを改良し、完成したのがこれです。

ランプの点灯と同時に、下のスピーカーからメロディが流れます。
チープな電子音ですが、適度な音量で点灯を気付かせてくれるには十分です。
カバープレートを外すとこんな感じ。

ミニタイプだった取付枠を普通サイズに替え、中央に電池、下段に電子オルゴールの回路基板とスピーカーを組み込んでいます。
カーポート照明が点灯すると、壁裏の電流検出スイッチが配線ケーブルの電流を検出してメロディ回路をオンする仕組みです。
図にしてみると、こんな接続になります。

メロディユニットの組み立て
さて、音源に使った電子オルゴールは、おもちゃやバラエティグッズなんかによく使われるものです。
アマゾンを検索すると、電子オルゴール単体も売られていますね。
部品が少ないので、電子工作することもできそうです。
もっとも、若い頃に何度かラジオを組み立てたことがあるだけで、電子工作の知識はないといっていいくらいですが…
今回、ネットで電子オルゴールの回路を調べていたら、昔を思い出して作ってみたくなりました。
電子パーツは、共立エレショップなんかのネット通販で簡単に入手できますし。
必要な電子オルゴールの電子部品はたった4つ。
・メロディIC UM-66T05LK
(曲はホームスイートホーム)
・トランジスタ 2SC1815
・電解コンデンサ 1μF
・抵抗 4.7KΩ
ほかには、20mmスピーカー(8Ω 1W)、電池(3Vリチウム電池)、ユニバーサル基板。

回路図です。

回路のスイッチは部分は「電流検出スイッチ」です。
このスイッチは、電気設備などの配線にセットしておけば、稼働するときの電流を検知して別の器具や設備を動作させることができます。
電子オルゴールのメインとなるメロディIC。

曲目は、66Tの後ろの型番の違いで何種類かあります。これは「ホームスイートホーム」。
スイッチがONの間、1曲をエンドレスで繰り返します。
スピーカーと電源を繋ぐHXコネクタを両端に付けました。

これをケースに収めてメロディユニットを作ります。
ケースは、関係する部材の寸法を細かく測り、3Dプリンターで作成。

取付枠への固定部分は、スイッチなどの電材の形状と同じにしています。
基板を組み込んだ状態。

スピーカーを固定するブランクチップの表面は、音の抜ける穴が必要です。
整然と並んだ穴を開けるため、3Dプリントで治具を作ってみました。

ブランクチップに治具を被せ、ドリルで穴を開けると…

きれいに出来ましたー

電池とスピーカーを接続し、メロディ回路は ほぼ完成 ♪
リチウム電池は、ホーム火災報知器用ですから長持ちするでしょう、きっと。

スピーカーとケースを取付枠にはめ込んで…

スイッチを除いたメロディユニットが完成。

電流検出スイッチを接続し、壁に取り付ければ全体が完成します。
電流検出スイッチの調整
今回使用する電流検出スイッチ。

セルフで動作し、電源は不要という優れものです。
動作は、0.2〜30Aの範囲のAC電流を検出して内蔵スイッチを切り替えます。
スイッチのタイプは、電流を検知するとONになるノーマルオープン(NO)です。
表示パネルを拡大。

左にあるのは、電流に対する感度調整のためのポテンショメータ。
中央にあるLEDは、電流を検出してスイッチオンになると赤色が点灯します。
右の青い部分は、内蔵スイッチの接続端子です。
スイッチの接続端子。本体には穴があります。

使い方は簡単で、スイッチの接続端子にメロディ回路を接続し、電流を検出したい配線ケーブルの中にある2本の単線のうち、1本を本体の穴に通すだけです。
壁裏に取り付ける際に調整すればよいのですが、一応、動作確認のためにカーポート照明の模擬配線を組んで試してみました。

この電流検出スイッチは、電流が0.2~30Aの範囲で使える仕様になっています。
カーポートには10WのLED照明を6個設置しているので、点灯時の電流は0.6A。
同じ負荷になるよう60Wの電球を繋ぎました。
模擬配線の電球が点灯するのと連動してメロディが流れるよう、ポテンショメータで動作電流の閾値を調整します。
取付工事
メロディユニットを取り付けるのは簡単ですが、壁裏の配線を扱うので、電気工事士の資格が必要な工事です。
まずは、リビングの壁の穴を縦長に大きくして、普通サイズの取付枠に合わせました。

電流検出スイッチは、取付穴そばの壁裏に配置。

パイロットランプを取付枠に収め、全体を壁に取り付けます。

完成したよ ♪

パナソニックの電材と違和感のない完成度になったかな…
まとめ
♪~♬~♪~♬~
んっ!
奥さん 帰ってきたぞ…
玄関、開けてあげようかな
(ガチャッ、ギィー)
奥さんは両手に買い物袋をぶら下げています。
ありがとー 助かるわぁー
メロディが流れるようになってから、こんな風に役立っています。
もちろん、照明の消し忘れもありません。
曲は、「ホームスイートホーム」。
日本の曲名「埴生の宿」といえば、ああ、これかという懐かしい曲ですね。
愛しいわが家に帰ってきたよ… ただいまー
というイメージかな。

メロディ機能のおかげでこれまでより便利になったのですが、実は、カーポートにはコンセントもつけていて、照明以上の負荷のある電気製品を使うと、その間、メロディが鳴りっぱなしになるという課題が。
コンセントを使うのは車の掃除の時くらいですから、許容範囲なんですが、完成度として若干マイナスですね。
メロディユニットにスイッチを追加して、音が邪魔な時には消す…
という手もありますが、スイッチを戻し忘れると、今回のDIYが元の木阿弥に…
スイッチを戻し忘れないための工夫は… なんて
ばかばかしくなりますね。

