DIYで自転車の空気圧を調整したい

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ママチャリなど、虫ゴムあるいは類似した仕組みの英式バルブを使う自転車は、タイヤの空気圧調整ができません。
そんな英式バルブを米式に変換するアダプターを取り付け、クルマと同じように空気圧の調整ができるようにしました。

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子供のころからの当たり前

前の記事で自転車のタイヤを交換したとき、最後に空気を入れて終わりだったんですが、空気圧の調整はどうするの?という疑問が、ふとわいてきました。

新品タイヤの取説には「適正な空気圧で乗りましょう」との注意書きがある。でも、適正かどうかは、まず測ってみないとわからない。どうやって測るのでしょう?

交換したときに気付いたのですが、タイヤの側面に適正空気圧が刻んでありました。

250kpa(キロパスカル)[2.50kgf(キログラムフォース)]と読めます。
あれれ、確か愛車レヴォーグ君の適正空気圧は250kpaでした。自転車のタイヤの空気圧って、クルマと同レベルなんですね。

空気を入れるとき、子供のころから当たり前のようにやってきたのは、最後の方になったら、手でタイヤを掴んで「もうちょっとか…」と言いながら、入れ足していくというやり方です。入れすぎたら、バルブナットを緩めたりして、少しだけ抜こうとするのですが、急に抜けすぎたりして、いかにもダマシのやり方でした。
構造的に、調整できるようにはなっていませんからね。

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3つの「式」

今回のことをきっかけに調べてみたら、自転車のタイヤバルブは、英式、米式、仏式と3種類あるんだそうです。
普通というか、ママチャリなどの一般的な自転車は英式
米式はクルマやバイクのタイヤと同じ、仏式は空気圧の管理がシビアな本格的スポーツ車に使われているようです。

この中で、英式だけ空気圧の調整ができません。
調べるうちに、英式バルブを米式に変換するアダプターを見つけました。

これならクルマのエアゲージが使えて、空気圧の管理も簡単にできそう。
「なんだ、そんなものがあるのか。便利だけど、そもそも最初から自転車も米式バルブならいいのに。」「いや、そもそもと言うなら、ママチャリとか自転車の空気圧なんてアバウトでいいんじゃない?」 

まあ、ともかくアダプター使ってみよう、「適正空気圧」をめざして。

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英式⇒米式 変換アダプター

アマゾンで探して、英式バルブを米式に変換する「パナレーサー エアチェックアダプターACA-2」という部品を購入しました。

この製品の上級グレードには、キャップ部分に 色の変化で空気圧の状態がわかる簡易エアゲージが付いたACA-2-Gというタイプもありましたが、クルマ用のエアゲージを持っているので、ゲージなしの方にしました。

早速、バルブを交換してみます。

英式バルブを取り外して…

下の写真の左側は、取り外した英式バルブのパーツ。
これはスーパーバルブといって、虫ゴムを使用しないので寿命が長く、なかなか優れものです。ただ、空気圧の調整はできません。
右側が、空気圧調整ができる、米式のパナレーサー エアチェックアダプターACA-2です。

エアチェックアダプターの「インナーアダプター」を口金にセットします。

「アウターアダプター」をねじ込んで取り替え完了。

空気を入れます。
いままで使っていた空気ポンプの口金、「トンボ口金」というんだそうです。

ヘッドのレバーを倒すだけで、トンボ口金より簡単に取り付けられますね。

クルマの空気圧を測るときにいつも使っているエアゲージ。

空気を入れながら手でタイヤを掴み、これくらいか…というところが250kpaより多めの290kpa。問題ない範囲でしょう。自転車は、空気圧が高い方が軽く転がるので、これでよしとしました。

結局、測ってみたら、自分の感覚に頼っても間違いないことがわかったわけですが、それを数値で確認できてよかったです。

これで取り替え完了。
簡単なので、DIYというほどではなかったですね。

それにしても、「トンボ口金」とか、英式、米式とか…
自転車は身近な道具だけに良く知っているようで、実はよく知りませんでした。
知識も増え、ちょっとカスタマイズってことで、気分よく乗るとするかな…