カーポート照明をDIYでリモコン化【贅沢なシステム?】

お家で電気工事
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もっと便利に

柱スイッチ+リモコン

カーポートの照明を、DIYでリモコン化してみました。

いきなり【after】

リモコン動作のカーポート照明

ここから【before】

ちょっと前にカーポートにDIYで照明を取り付け、その過程は、前の記事で紹介しました。

カーポートの柱2か所に3路スイッチを取り付け、どちらからでも照明をON・OFFできるようにしました。
とても便利ですが、少し気になることが……

夜、暗い中でバック駐車するときには車のバックランプでOKと思っていましたが、やはり照明が欲しい。この点、センサーライトは、車が近づくとパッと明るくなり、バックするとき、明るくていいだろうなと思います。
ただ、センサーライトは、無用な時に点灯したり、タイマーで勝手に消灯するので、どうも好きになれません。 

そこで、先日取り付けた照明に、リモコンを組み込んでみたらどうかと考えました。
クルマの中からも、柱のスイッチでも、自在に操作できるなんて、すこぶる贅沢で便利な照明システムになりますね。

ではどうするか…   あれこれ、妄想しました。

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メカニカルリモコンライティングユニット

決め手は4路スイッチ

さて、リモコンをどうやって組み込めばいいんだろう…

カーポートの照明は、3路スイッチの回路で、2本の柱のスイッチどちらからでもON・OFFできます。
2階建て住宅で、階段の上と下のどちらからでも灯りがON・OFFできるのと同じ仕組みですね。

2箇所ある3路スイッチの間に「4路スイッチ」を組み込めば、ON・OFFできる場所をいくつでも増やすことができます。

4路スイッチと同じ動作ができるリレーを装備したリモコン装置があれば、簡単に構想が実現できるのですが、普通のリモコン装置に組み込んであるリレーは、単純なON・OFF動作はできても、4路スイッチのような複雑な切り替え動作ができるものはなさそうです。

リレーについて調べてみると、複数組み合わせれば4路スイッチの動作も可能なようですが、組み合わせるリモコンやリレーの入手など、ハードルが高そうなので、自分でもできそうな方法を考えることにしました。

手元には、壁スイッチから取り外した古い4路スイッチがあります。この4路スイッチはシーソー式でなく、プッシュ式で、押すごとに中の接点が切り替わるタイプです。

ならば、人の手に代わってリモコンで機械的にスイッチをプッシュできないか…
そうだ、そんな装置を作ってみよう。

名付けて「メカニカルリモコンライティングユニット」

手づくり感たっぷりのネーミングですが、片仮名が並ぶとなんかカッコいい感じですね。
でもちょっと噛みそうなので、略して「リモコンユニット」と呼びます…

部品を集めよう

これを実際に作れるかどうかは、部品の入手にかかっています。
単純にプッシュ動作をする部品なんて普通にありそうな気がして、調べてみると…
ありました。電磁石の力で直線運動をする「ソレノイド」という電気部品です。
アマゾンでDC 12V 2A 0.8Nというソレノイドを見つけました。
0.8N(ニュートン)は0.8㎏の物を1秒間に1m動かせる力の大きさらしいので、スイッチを押すには十分そうです。

次に、電源をON・OFFできるリモコン装置を探してみると、たくさんありますね。
ソレノイドがDC12V用なので、リモコンも同じ動作電圧のものを探しました。

送信機が2個ついた中華製のリモコンが良さそうです。価格も安く、3種類のモードでリレーを動作させることができる優れものです。
「モーメンタリ」というモードを選べば、Aボタンを押している間のみリレーがオン、離せばリレーがオフになります。これでソレノイドを動かせば、Aボタンを押してプッシュ、離して解除という、手の指で押すのと同じ動作ですね。

英語なのでわかりにくいです…
単語を調べながら読みました。

リモコンとソレノイド、そしてこれらの電源となる12Vの直流電源もアマゾンで中華製の12V3Aのものを見つけ、購入しました

  • 4路スイッチ(手持ち品。ホームセンターで買えば1,500円くらい)
  • ソレノイド  601円
  • リモコン  1,592円
  • 電源     559円

これで主なアイテムがそろいました。
ネットで探したら大抵のものはありますね、安くて便利なアイテムが簡単に手に入るなんて、便利な世の中です。
(もっとも、「名付けてメカニカルリモコンライティングユニット」の同等品があれば一番便利なんですが…)
あとは、これらをどのように工作して「ユニット」の形にするか、です。

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工作は成り行きまかせ…

へたくそな板金加工

購入した部品でユニットを組むのですが、中華製ということで品質に若干の不安もあります。
万が一発火しても大丈夫な金属製のケース入れることも考えましたが、手ごろなものが見つからず、結局、アルミ板に載せるだけの簡素な形になりました。

いきなり完成品?

これはまだ未完成…
工作は、大体が現物合わせといった感じで、図も書かずに取りかかりました。

まずはアルミ板の加工から。
必要な部品を全部載せてカーポートの梁にも収まる大きさということで、ホームセンターで 2㎜厚 10㎝×20㎝のアルミ板を購入しました。
これを金切りノコで適当な大きさにカット。

アルミなのであまり手間取りませんでしたが、真っすぐに切れてないし、へたくそですね。
細く切った方は、折り曲げて、スイッチを固定するパーツに加工するつもりです。

こんな感じです。雑な加工ですが、見えなくなるのでかまいません。
ただ、折り曲げ具合はちょうど良く、ピッタリはまりました。精密に寸法を測っても、おそらくそのとおりにはいかないでしょう。DIYの経験とカンの技ですかね。
ただ、もう一回同じ様にできるかは、自信ありません…。

スイッチの改良

スイッチには、プッシュ面に1㎜幅くらいの凸が1本あって、邪魔です。削るか周囲を盛るかですが、薄いゴムシートで盛って高さ調整をしました。

ソレノイドの頭はダイソーのレジン

購入したソレノイドは、プッシュする側は小さなナットだけです。これだとほぼピンポイントで押すようになるので、スイッチのど真ん中に当てないと、スイッチ面が傾いて確実に押せません。
なので、平らな面で押せるようにアタマをつけることにしました。

ボタンかツマミの様なものを探しましたが、適当な大きさや形のものが見つかりません。そこで、ダイソーのUVレジンとシリコン型で、自作を試みました。

シリコン型と位置を合わせてソレノイドを固定します。

先のナット部分が浸かるようにレジンを流し込みます。

レジンは日光でも固まるようですが、UVライトの方が強力で速いですね。

こんな感じにできあがりました。使えそうですね。

リハーサルテスト

12V電源、4路スイッチ、ソレノイドをアルミ板の上でレイアウトして、あとは固定用のビスの穴を開け、それぞれをアルミ板に固定します。

これで冒頭の写真の姿になりました。

次は、いよいよテストをしてみます。
ACコードとリモコン、ソレノイドの配線をします。

ユニットの仕組みは、まず電源がAC100VをDC12Vに変換、リモコンユニットのリレーがソレノイドに電流を流し、ソレノイドが機械的に4路スイッチを押すという訳です。

カーポートに取り付ける前に、カーポートの照明と同じ3路スイッチの模擬回路を作って、リハーサル風のテストをしてみました。

リモコン照明スイッチ回路

やったー!  これは使えそう。

ところで、テストなら、なにも模擬回路まで組まなくても、リモコン操作でソレノイドがスイッチを確実に押すのを確認すればOKなんですが、電気工事士試験の技能練習のおさらいのつもりでやってみました。
ちなみに、3路スイッチ・4路スイッチの回路は、第二種電気工事士の技能試験の出題候補問題になっています。

ケーブル類を組み付けて~完成だ

テストはうまくいきましたが、ユニットとしての完成度はまだまだ。
カーポート側につなぐためのケーブル類を取り付けないとカーポートに組み込めません。

4路スイッチにVVFケーブルを、電源にACケーブルとリモコンの配線ケーブルを繋ぎます。

4路スイッチに接続した2本のVVFケーブルは、カーポートの2本の柱に取り付けた3路スイッチと接続します。
黒いのは電源のACコード。
細いケーブルはリモコン受信器につながっています。

ACコードはLED投光器から切り取った廃材を利用しました。コネクタでケーブルと繋ぐため、より線の先に棒端子をハンダ付けしています。

リモコンの送信機と受信部です。

これが 名付けて「メカニカルリモコンライティングユニット」 の完成品。

はやる気持ちで カーポートへGO!

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奥さんもお気に入り

配線図にリモコンユニットを追加

リモコンユニット(リモコンで操作する4路スイッチ)を既存の照明回路に組み込むので、当初の配線図にリモコンユニットの接続を追加しました。矢印の部分です。

漏電ブレーカーで安全に

いよいよ完成したリモコンユニットをカーポートに取り付けるのですが…
その前に、リモコン化とは直接関係ないですが、安全のため漏電ブレーカーを組み込むことにしました。
配線図には、電源側に漏電ブレーカーのマーク「BE」を追加しています。

雨がかからない場所に配線を通し、器具も防水仕様にしていますが、強風が吹けば雨水が下から上に吹き上げられたりして、想定外のことがあるかもしれません。
もともと、照明の工事をしたときに気になっていたことなので、この機会に取り付けることにしました。

漏電ブレーカー(パナソニックBJS1512N)
これは2P2Eですが、100Vなので素子が一つの2P1Eでかまいません。

こちらはビフォー↓

アフターです↓

ちょっと窮屈ですが、スイッチレバーとケーブルが干渉してないので良しとします。

リモコンユニットを梁の中に設置して完成

梁の中の配線の接続部をかき分けて、リモコンユニットを奥に入れました。

ユニットの4路スイッチからのVVFケーブルと12V電源からのACコードを配線に接続し、作業完了です。

こちらはビフォー↓

アフターです↓

今回は、全部 WAGOワンタッチコネクタにしました。

リモコン受信部を、梁の上に両面テープで貼り付けて、

完成です。

では早速、

カーポート照明リモコンスイッチ

これ、便利~♪ 妻のお気に入りです。   (おわり)

あぁ 楽しいDIYの時間が終わってしまった…
次は何をしようかな。

おまけ…リモコン化の費用です。

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